早稲田社会学ブックレット 現代社会学のトピックス
自立と共生の社会学 3
それでも生きる理由
編:濱口 晴彦
内容紹介
共生を基礎とし、自立を目的に生きるために何が必要か。
自立と共生の遠近法を、家族、働くこと、生活支援、セクシュアリティなどの具体的な場面に応用し考察する。
【執筆者】
濱口晴彦、木戸 功、秋山憲治、荒井浩道、藤井達也、志田哲之、麦倉 哲
目次
第1章 自立と共生のかたちを構想する
1 おばあさん仮説 / 2 古典的命題の視界 / 3 共生を基礎に、自立を目的とする
/ 4 人生転換という転機の迎え方
第2章 パーソナルな関係における自立と共生
1 私的な生活領域におけるパーソナルな関係 / 2 親密な関係としての家族
/ 3 公/私の区分と依存の私事化 / 4 媒介するの性愛か、あるいは依存/ケアか / 5 家族の可能性
第3章 「正規雇用―非正規雇用」を超えて
1 正規雇用―非正規雇用とは何か / 2 非正規雇用の問題性 / 3 正規雇用―非正規雇用を超える働き方
/ 4 自立と共生の働き方
第4章 自立と共生:年齢を超えて
1 『自助論』と『相互扶助論』 / 2 高齢化社会、高齢社会、超高齢社会における高齢者
/ 3 「持続可能な」社会保障制度 / 4 「新しい高齢者像」のポリティクス
/ 5 年齢を超えて/世代を超えて
第5章 自立と共生:障害者からの問い直し
1 「本来あってはならない存在」からの叫び / 2 「障害」概念の問い直し / 3 「自立生活」運動
/ 4 「自立と共生」への新たな模索 / 5 「自立と共生」への「問い直し」の意義
第6章 自立と共生:性別を超えて
1 性別は超えられるか / 2 性別の問題化 / 3 性別とは何か / 4 性別は超えられるのか
/ 5 性別にもとづく利害共有の不可能性 / 6 性別を超えようとすることと自立・共生
第7章 ホームレスの自立と共生
1 社会から離脱した(あるいは排除された)存在 / 2 ホームレスとは何か
/ 3 ソーシャル・インクルージョンの予備的段階:社会調査、現実を解明する手がかり
第8章 自立と共生の遠近法へ
ISBN:9784762018152
。出版社:学文社 (GAKUBUNSHA)
。判型:4-6
。ページ数:152ページ
。定価:1400円(本体)
。発行年月日:2009年02月
。発売日:2009年02月28日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JKS。