早稲田社会学ブックレット [社会学のポテンシャル 2]
ライフコースの社会学
著:嶋﨑 尚子
内容紹介
動き続ける社会というマクロと、そこで生きる個々人の力というミクロ、
その両者の相互作用を整理し考察するライフコース社会学。
本書ではライフコース社会学に用いられる7つの概念を取り上げる。
目次
はじめに
第1章 20世紀に生じた人生経験の激変
1 時代・歴史的出来事との遭遇
2 生涯時間の確からしさの増大
3 家族関係の長期化
第2章 ライフコースとは
1 ライフコースとライフサイクル
2 第一の道具―役割
3 役割複合体とキャリア
4 ライフイベント
5 役割移行
第3章 ライフコースの要素①
1 変化と持続をどのように記述するか
2 ライフコースにおける3つの時間
3 第二の道具―年齢
4 第三の道具―コーホート
第4章 ライフコースの要素②
1 第四の道具―世代
2 第五の道具―タイミング
3 第六の道具―重要な他者
4 第七の道具―人間行為力
5 ライフコースの構成要素
第5章 ライフコースをどう観察するか
1 時間情報を含むデータ
2 追跡パネル研究
3 多様なライフコース研究―学習の手引き
第6章 現代社会における「大人になること」―ライフコース論からの接近
1 画一化・規格化する移行過程―「足並みそろえて大人になる」
2 親からの自立―地域による分岐
3 家族形成期に顕在化する男女差
4 「できちゃった婚」の背景
第7章 ライフコース社会学への招待
1 ライフコース研究からの発見
2 人生経験を観察すること
3 ライフコース社会学からみえる現代社会の課題
おわりに
参考文献
ISBN:9784762018022
。出版社:学文社 (GAKUBUNSHA)
。判型:4-6
。ページ数:104ページ
。定価:1300円(本体)
。発行年月日:2008年03月
。発売日:2008年03月30日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JHB。