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教師教育テキストシリーズ 7

教育の法と制度 7

編:浪本 勝年

紙版

内容紹介

法と制度は教育を教育として成り立たせるために必要不可欠なものである。
本書は教員採用試験などにおいてよく出題される法と制度について学習するために編集されたテキスト。
日本における教員養成、大学の教職課程において教育に関する「社会的・制度的・経営的事項」
についての学習をすすめる。
日本における教育に関する法と制度の概観、教育基本法の歴史的意義をはじめ、
学校、子ども・生徒、教師、教育課程、社会教育、教育行政、教育財政・教育費、
などをめぐる法と制度について、国際的動向などを盛り込む。

【執筆者】
三輪定宣、浪本勝年、三上昭彦、蔵原清人、喜多明人、土屋基規、高津芳則、廣田健、中嶋哲彦、
井深雄二、荒牧重人、石本祐二、海老沢隼悟

目次

序 教師と教育学

第1章 日本における教育に関する法と制度の概観―教師の教育活動をめぐる法制を中心に―
 はじめに
 1 日本の教育法制の基本理念・体系
 2 教師の教育活動に関する法制―教師の職務権限の独立
 3 教師の教育の自由(教育権の独立)の制度的保障
 4 公務員の命令遵守義務と教師の職権の独立性について

第2章 教育基本法の歴史的意義と内容
 はじめに
 1 教育基本法の制定と歴史的意義
 2 教育基本法の内容と特徴
 3 教育基本法と戦後教育法制の展開
 4 教育基本法の全面的改正と「教育基本法法制」の再編

第3章 学校をめぐる法と制度
 はじめに
 1 歴史
 2 現行法と現状
 3 問題点
 4 新動向

第4章 子ども・生徒をめぐる法と制度
 はじめに
 1 子ども・生徒をめぐる法的問題―なにが問われてきたか
 2 学校と子ども・生徒の人権―管理・厳罰教育といじめ・体罰問題を見直す
 3 子ども・生徒の人権を保障する法と制度―子どもの権利条約法制に学ぶ

第5章 教師をめぐる法と制度
 はじめに
 1 教員の養成・免許制度
 2 教員採用制度
 3 教員の研修制度
 4 教員の人事管理と評価制度

第6章 教育課程をめぐる法と制度
 1 教育課程行政
 2 教育課程法制の歴史と問題
 3 教科書制度
 4 教科書の問題

第7章 社会教育をめぐる法と制度
 はじめに
 1 社会教育の権利保障の理念と本質
 2 社会教育の権利と教育を創る力の保障
 3 社会教育の法と制度
 4 社会教育をめぐる現代的課題

第8章 教育行政をめぐる法と制度
 1 教育と教育行政
 2 「教育の地方自治」原理
 3 教育委員会とその権限
 4 文部科学省とその権限

第9章 教育財政・教育費をめぐる法と制度
 1 教育財政の基本法制
 2 財政改革と教育財政の問題
 3 教育財政法制の現代的課題

第10章 教育をめぐる法と制度の国際的動向―国際社会と人権としての教育
 はじめに
 1 人権条約における教育規定
 2 条約の解釈・運用にあたって
 3 教育への権利についてのとらえ方とその内容
 4 教育への権利の実現にむけた国の義務

資料編
 教育基本法(新旧対照表),戦前・戦後教育法年表

著者略歴

編:浪本 勝年
(なみもと かつとし)立正大学名誉教授。

ISBN:9784762016578
出版社:学文社 (GAKUBUNSHA)
判型:A5
ページ数:200ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2014年04月
発売日:2014年04月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JND