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窓がわかる本

設計のアイデア32

他著:中山 繁信
他著:長沖 充
他著:杉本 龍彦

紙版

内容紹介

苦手とする設計者が多い開口部のデザイン。様々な条件を満たしつつデザイン性と機能性を両立させることは難しい。本書は、その手ごわい窓の役割を見直し、空間を豊かにするための工夫をイラストで図解。ハイサイドライトやトップライト、半屋外空間、間仕切りの活用、景色の取り込み方など、設計に活かせるアイデアが満載。

目次

はじめに
1章 窓の世界誌
 01 世界の窓をめぐる
 02 日本の窓をめぐる
 03 窓のあゆみ―西洋・日本
 コラム 縦長の窓から横長の窓へ──窓の概念を変えた巨匠のデザイン
2章 窓を活かすアイデアとデザイン
1 窓辺を楽しむ
 01 ファサードを彩るおしゃれな棚窓
 02 窓辺につくる小さな畑
 03 男の憧れ、ミニ書斎
 04 出窓を活かした主婦コーナー
 05 眺望抜群のボックスシート
2 景色を取り込む
 06 風景が絵画になる小窓
 07 外部とのつながりが生む開放感
 08 連続性を引き出す窓の配置
3 心地よい光を導く
 09 ハイサイドライトは優等生
 10 トップライトが変える空間
 11 光を落とし込む吹抜け
 12 住宅密集地で活きるトップライト
 13 隣家の上から採光する
 14 空間を演出するトップライトボックス
4 外部との接点を工夫する
 15 サンルームで快適な半屋外空間
 16 適度な囲まれ感のある外部空間
 17 外と内の境界をゆるやかにする
 18 光と風と視線を制御する78
 19 人の気配が行き来するスクリーンフェンス
 20 自然環境を活かすパッシブデザイン
5 開口とプランニングの妙技
 21 開口部と空間イメージ
 22 プライバシーを守るコートハウス
 23 構造体を活かしたカーテンウォール
 24 眺望を犠牲にしないプランニング
 25 遠景や自然を引き込む配置
 26 窓の役目をリ・デザイン
6 建具と間仕切りを使いこなす
 27 フレキシブルに開け閉めする
 28 建具枠をなくして窓を消す
 29 壁を楽しく変える
 30 開閉できる格子状の間仕切り壁
 31 動かす、仕舞う、間仕切り収納
 32 アルミサッシの再活用
 コラム 内側へ開くドブロブニク・ウィンドウ
3章 開口部の形式と窓のしくみ
窓は家と街の表情をつくる
1 窓の開閉方式と特徴
 01 引き違い窓
 02 両開き窓
 03 片開き窓
 04 外倒し窓
 05 内倒し窓
 06 上げ下げ窓
 07 はめ殺し窓
 08 すべり出し窓
 09 縦すべり出し窓
 10 引き込み窓
 11 ルーバー窓
 12 突出し窓
2 扉の開閉方式と特徴
 01 外開き
 02 内開き
 03 ガラリ戸(鎧戸)
 04 大戸
 05 スイングドア
 06 回転ドア
 07 半自動ドア
 08 動物用ドア
 09 猫間障子・雪見障子
   断面から見た開口部の名称と形式
3 戸の基本的な構造
 01 框戸
 02 フラッシュ戸
 03 障子
 04 襖
 05 建築構造別アルミサッシの納まり
4 ガラスについて
 01 単板ガラス
 02 複層ガラス
5 障子戸の様々な意匠

おわりに

著者略歴

他著:中山 繁信
法政大学大学院工学研究科建設工学修士課程修了。
宮脇檀建築研究室、工学院大学伊藤ていじ研究室を経て、工学院大学建築学科教授(2000~2010)。現在、(有)TESS計画研究所主宰。
主な著書『住まいの礼節』『イタリアを描く』『美しい風景の中の住まい学』『世界で一番美しい住宅デザインの教科書』『世界のスローハウス探検隊』『手で練る建築デザイン』『現代に生きる境内空間の再発見』ほか多数。
他著:長沖 充
東京芸術大学大学院美術研究科建築専攻修士課程修了。
小川建築工房、(有)TESS計画研究所を経て、現在、長沖充建築設計室主宰、都立品川職業訓練校非常勤講師、会津大学短期大学部非常勤講師。
著書『見てすぐつくれる建築模型の本』、共著書『階段がわかる本』『やさしく学ぶ建築製図』『矩計図で徹底的に学ぶ住宅設計』『矩計図で徹底的に学ぶ住宅設計(RC編)』他。
他著:杉本 龍彦
杉本龍彦(すぎもと たつひこ)
工学院大学大学院修士課程修了。杉本龍彦建築設計事務所主宰。
共著書『矩計図で徹底的に学ぶ住宅設計』『矩計図で徹底的に学ぶ住宅設計(RC編)』。

ISBN:9784761526245
出版社:学芸出版社
判型:A5
ページ数:160ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2016年07月
発売日:2016年06月29日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AMC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:TNK