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建築デザイン発想法

21のアイデアツール

著:平尾 和洋
著:立命館大学平尾研究室

紙版

内容紹介

豊富なアイデアを生み出せることは、天啓やセンスの問題ではなく、いかにしてひらめく状況をつくりだせるかであり、そこには効果的な技法がある。タネを増やす、改良・発展させる、意外さを生み出す、混沌を整理する、良し悪しを評価するなどのテーマで、建築/デザイン分野で使える21の発想法・整理術のノウハウを紹介する。

目次

はじめに
第1部 発想のための基礎知識
00 発想するということ
01 ひらめきの手順を知っておこう
02 常に問題意識をもとう
03 スケッチブックとポスト・イットをポケットに
04 前半は質より量を、後半は量より質を
05 図で思考しよう
06 広く・浅く・柔らかく・楽しく構えよう
07 質の違うアイデアを組み合わせてみよう
08 イメージで考えよう
09 人のアイデアを自分なりにアレンジすることが良い結果を生む
10 1人より2人、できればグループで発想しよう
11 デザインでは、類推・メタファーを活用しよう
12 幅広い領域でスケッチする意識をもとう
13 アイデア・メーカーを活用しよう
14 批判を恐れずアイデアを人に聞いてもらおう
第2部 21の発想法をつかってみよう
1 アイデアのタネを増やすための発想法
01 ブレイン・ライティング - 「沈黙」で行う驚異的なアイデア発散技法
02 フィッシュボーン・ダイヤグラム - カテゴリーを使ってアイデアのタネを増やす手法
03 属性列挙法 - 特徴などを列挙して対象を理解する技法
04 マンダラート/MY法 - 8倍ずつアイデアを増やしていく手法
2 アイデアを改良する・発展させる技法
05 チェックリスト法(SCAMPER) - メニュー化された操作を加える強制連想法
06 欠点列挙法 - 欠点に注目した現実的な改善技法
07 ポジショニング法 - 2つの軸で新しいポジションを探す技法
3 意外なアイデアを生む発想法
08 アサンプション・スマッシング(逆設定法) - 常識をくつがえして発想する技法
09 ワード・ダイヤモンド - 体系的にアイデアの組み合わせを行う手法
10 類推発想法 - ベース情報を操作して評価20%アップを実現する手法
11 NM法T型 - ステージ化された連想によってアイデアを出す方法
4 頭の中を整理する技法
12 マインド・マップ - シンプルでマルチな使い方のできる図解法
13 △□○(ストゥーパ)法 - 新しい概念(コンセプト)探しを手順化する
14 ペア・ミーティング - 親しい人と協力して10%成長する環境的技法
15 トヨタ式5W1H - 原因分析とコンセプト整理の技法
5 アイデアを評価する手法
16 PMI法 - 3つの視点から評価する手法
17 シックス・ハット - 6種類の思考モードで評価する方法
18 キャスティング法 - 役者になったつもりで評価する
6 アイデア発想のための刺激を得る手法
19 仮想状況設定法 - 未来志向でイメージを広げる
20 カタログ法 - 普段のストックを活用する
21 タウン・ウォッチング法 - 街の刺激によってアイデアのきっかけをつかむ
〈コラム〉
・創造性(クリエイティビティー)と独創性(オリジナリティー)
・ワラスの4段階説
・情報収集の5つのポイント
・デザイン問題は意地悪!
・創造力のある人の素養
・ギルフォードの「人間の知的構造モデル」
・発散技法の代表:ブレイン・ストーミング
・収束技法の代表:KJ法
・抽象思考のためのゴードン法
・SCAMPERの7メニュー以外でアイデアが思いついたとき
・ルービン(1970)の好意尺度(linking scale)の測り方
 
参考文献
おわりに

著者略歴

著:平尾 和洋
立命館大学理工学部建築都市デザイン学科教授
1966年生まれ。京都大学工学部建築学科卒業、京都大学大学院修了。パリ建築大学ラ・ヴィレット校研究員ならびに京都大学工学研究科助手を経て、現職ならびにVIDZ/ヴィズ建築設計事務所パートナー。博士(工学)、一級建築士。編著書に『テキスト建築意匠』(学芸出版社)、共著に『日本の住宅戦後50年』(彰国社)など。

ISBN:9784761512606
出版社:学芸出版社
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:1900円(本体)
発行年月日:2009年09月
発売日:2009年09月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TNKP