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こころの支援に携わる人のためのソクラテス式質問法

認知行動療法の考え方・進め方を学ぶ

他著:スコット・H・ウォルトマン
他著:R・トレント・コッド Ⅲ
他著:リン・M・マクファー

紙版

内容紹介

認知や行動に持続的な変化をもたらすことができる問いかけとこころの課題に協働して取り組むための仕組みがわかる,心理臨床の基本書。

目次より

原著者による日本語版への序文  スコット・H・ウォルトマン
シリーズ編集者による序文  ブレット・A・ムーア
まえがき  ロバート・L・リーヒー


1章 導入
なぜソクラテス式質問を使うのか?  スコット・H・ウォルトマン

2章 なぜ修正学習は自動的には生じないのか?  スコット・H・ウォルトマン

3章 まずはじめに  スコット・H・ウォルトマン

4章 ソクラテス式質問法の枠組み
ベック流のソクラテス式対話
スコット・H・ウォルトマン R・トレント・コッド Ⅲ

5章 重要な認知に焦点をあてる  スコット・H・ウォルトマン

6章 現象学的理解  スコット・H・ウォルトマン

7章 協働的好奇心  スコット・H・ウォルトマン

8章 まとめと統合  スコット・H・ウォルトマン

9章 ソクラテス式方略のトラブルシューティング  R・トレント・コッド III

10章 思考記録と行動実験,そしてソクラテス式質問法
R・トレント・コッド III スコット・H・ウォルトマン

11章 中核信念への取り組みとスキーマワーク  スコット・H・ウォルトマン

12章 ソクラテス式弁証法
境界性パーソナリティ障害への弁証法的行動療法における
認知的方略とソクラテス式方略の使用
リン・M・マクファー スコット・H・ウォルトマン

13章 ソクラテス式方略とアクセプタンス&コミットメント・セラピー
R・トレント・コッド Ⅲ

14章 医師と薬剤師のためのソクラテス式方略
R・トレント・コッド Ⅲ スコット・H・ウォルトマン

15章 ソクラテス式方略を教えるためのソクラテス式方略
R・トレント・コッド Ⅲ  スコット・H・ウォルトマン

16章 自己ソクラテス式手法  スコット・H・ウォルトマン

文 献
索 引
監訳者あとがき

目次

原著者による日本語版への序文  スコット・H・ウォルトマン
シリーズ編集者による序文  ブレット・A・ムーア
まえがき  ロバート・L・リーヒー


1章 導入
なぜソクラテス式質問を使うのか?  スコット・H・ウォルトマン

セラピストのソクラテス式質問はどのように上達するのか?
変化を促すこと
短期の事例
長期の事例
本書の構成


2章 なぜ修正学習は自動的には生じないのか?  スコット・H・ウォルトマン

社会心理学における認知バイアス
認知行動療法の一般的認知モデル
信念にかかわる概念の説明
CBTの概念化を治療に役立たせる
信念の機能概念図
ツールとセッション内の方略
トリシャの事例
この章のまとめ


3章 まずはじめに  スコット・H・ウォルトマン

イントロダクション
治療同盟
セッションの構造
スキルトレーニングのアプローチ
セルフモニタリング
セルフモニタリングを用いたCBTモデルの説明
この章のまとめ


4章 ソクラテス式質問法の枠組み
ベック流のソクラテス式対話  スコット・H・ウォルトマン R・トレント・コッド Ⅲ

パデスキーのソクラテス式対話モデル
ソクラテス式質問法の修正された枠組み
フィオナの事例
この章のまとめ


5章 重要な認知に焦点をあてる  スコット・H・ウォルトマン

概 要
パメラの事例(不安の強い大学生)
思考の鑑別診断
ホットな思考
その他の重要な検討事項
協働的に標的を明確にする
ツールとセッション内における方略
ハロルドの事例
この章のまとめ


6章 現象学的理解  スコット・H・ウォルトマン

現象学的な理解
方向修正の機会
理解のための質問
この章のまとめ


7章 協働的好奇心  スコット・H・ウォルトマン

協働と好奇心
クライエントの主張を言い換える:IF(もし)とThen(つまり)
クライエントの主張を評価する
見落としているものは何か?
質問のリスト
実践例
この章のまとめ


8章 まとめと統合  スコット・H・ウォルトマン

まとめと統合の理論的根拠
どのように行うのか
まとめ
統 合
イメージ
この章のまとめ


9章 ソクラテス式方略のトラブルシューティング  R・トレント・コッド III

落とし穴1 中心的な認知に焦点をあてていない
落とし穴2 誘導による発見よりも「提供による発見」に取り組んでいる
落とし穴3 現実思考モデルではなく,ポジティブ思考モデルによる実践を行っている
落とし穴4 時期尚早にまとめと統合に進んでいる
落とし穴5 文脈に関する探索が浅い
落とし穴6 まとめを失敗している
落とし穴7 探索後に行う方略への注意が不十分である
二つの賢明な実践的方略
この章のまとめ


10章 思考記録と行動実験,そしてソクラテス式質問法  R・トレント・コッド III スコット・H・ウォルトマン

思考記録
行動実験
本章のまとめ


11章 中核信念への取り組みとスキーマワーク  スコット・H・ウォルトマン

概 要
中核信念とスキーマについてのレビュー
セッション内およびセッション間の方略
セッション内の方略
セッション間の方略
この章のまとめ


12章 ソクラテス式弁証法
境界性パーソナリティ障害への弁証法的行動療法における認知的方略とソクラテス式方略の使用
リン・M・マクファー  スコット・H・ウォルトマン

弁証法的行動療法の歴史と認知的方略
DBTで「C」を使うことに潜在する障壁
しかし,DBTにはすでに「C」が含まれているのではないか?
DBTには「C」が必要なのか?
認知的要素を含む境界性パーソナリティ障害のその他の治療法
DBTにおける「C」はどのように改良できるか?
新しい方略:重要な方略の活用
どのように行うのか:認知連鎖の分析
ソクラテス式弁証法的思考記録法
この章のまとめ


13章 ソクラテス式方略とアクセプタンス&コミットメント・セラピー R・トレント・コッド Ⅲ


ソクラテス式方略とACT
ACTとRFTを理解する
関係フレーム理論
ソクラテス式質問と心理的柔軟性モデル
この章のまとめ


14章 医師と薬剤師のためのソクラテス式方略 R・トレント・コッド Ⅲ スコット・H・ウォルトマン

服薬アドヒアランスを標的とする
動機づけ面接
アドヒアランス不良への初期段階からのトラブルシューティング
アドヒアランスには継続して関心を向けるべきである
再発後のアドヒアランス
短時間で頻度の少ないかかわり
効果を強めること
本章のまとめ


15章 ソクラテス式方略を教えるためのソクラテス式方略 R・トレント・コッド Ⅲ スコット・H・ウォルトマン

モデルに一致するスーパービジョンとトレーニング
スキルトレーニングのアプローチ
ソクラテス式対話の四つの構成要素モデルにかかわる重要な能力
コンピテンシーに基づくアセスメント:ソクラテス式対話の評価表
本章のまとめ


16章 自己ソクラテス式手法 スコット・H・ウォルトマン

第1段階 焦点づけ
第2段階 理解
第3段階 好奇心
第4段階 まとめと統合
この章のまとめ

文 献
索 引
監訳者あとがき

ISBN:9784760826896
出版社:金子書房
判型:A5
ページ数:368ページ
定価:5400円(本体)
発行年月日:2022年11月
発売日:2022年11月14日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MKM