教師のための子どもが動く!コーチング50
著:神谷 和宏
内容紹介
こちらの商品は、電子書籍版も販売中です。(セブンネットショッピング、楽天koboなどから購入可能です)どんな子どもでも本来高まりたい、成長したいという欲求をもっています。その欲求を刺激し、子どもを動かすには、ちょっとしたアイデアやコツがあります。本書はそんなアイデアやコツをやさしく、具体的に、ポイントを絞って伝えます。本書のポイント>*心理学、コーチング、NLPなどを応用。*プロフェッショナルコーチであり、現役教師でもある著者が、実際に教育現場で使えたものを公開。*見開き、マンガ付き、キーワード提示で読みやすく展開。*まったく新しいことにチャレンジするわけではなく、今まで取り組んできたことを、もう一度見直すことに力点が置かれた内容。
目次
Chapter1 子どもが動くキーコンセプト
算数はやらないが、体育はやる。
同じ子どもでもどうしてだろう。
――行動原理/コーチング1
子どもが感じる苦痛や快楽。
そのルーツを探ってみよう。
――自己イメージ/コーチング2
日本の子どもは自分を低く評価しています。
――自己肯定感/コーチング3
やる気は待っていても湧いてきません。
――作業興奮/コーチング4
やる気の「ある子」「中ぐらいの子」「ない子」
の割合があります。
――「2・6・2の法則」/コーチング5
いつでもうまくいかないところに、
続けさせる秘密があります。
――オペラント条件づけ/コーチング6
泣くことで、体は和らぎ、
心は素直になるのです。
――カタルシス/コーチング7
子どもの言動にあるプライドを見守ってみよう。
――防衛機制/コーチング8
教師と子どもの欲求の違いに気づこう。
――欲求/コーチング9
子どもの感覚器官には得意分野があります。
――認知機能/コーチング10
「行列のできる店」を見習ってみよう。
――同調行動/コーチング11
わざと見えなくして、
聞こえなくする。
――カリギュラ効果/コーチング12
Column1 行動力を高めるには、適度な運動が不可欠
Chapter2 子どもが動くほめ方のコツ
特別ではなく、毎日のがんばりに目を向ける。
――自分ほめ/コーチング13
長所を書かせて、気づかせる。
――自分ほめカード/コーチング14
心の琴線につながっていると
よいほめ方ができます。
――ほめ方のバリエーション/コーチング15
結果ばかり重視しているとほめられません。
――プロセスと自分軸/コーチング16
短所ばかりを見ていると、
長所がなかなか見えません。
――加点法/コーチング17
「物」をプレゼントすることで
「心」もプレゼントできます。
――ご褒美/コーチング18
Column2 夢が実現しない、ただ一つの理由
Chapter3 子どもの特性を伸ばす
生まれつきの才能より大切な才能があります。
――「好き」の発見/コーチング19
どんな子どもにも二面性があります。
――表と裏/コーチング20
コンペイトウのカドばかり削ると
行動力も削ってしまいます。
――個性/コーチング21
少しくせのある子ぐらいがちょうどいいのです。
――行動のエネルギー/コーチング22
子どもはどんなときに
意地悪になるのでしょうか?
――コンプレックス/コーチング23
得意なことなら、ナンバーワンにもなれます。
――得意を伸ばす/コーチング24
Column3 明確な目標をもてば、何をしたらよいかが自然に見えてくる
Chapter4 子どものチャレンジに寄り添う
大きなことより簡単なことから始めさせよう。
――続ける力/コーチング25
完璧にこだわると
なかなかスタートできません。
――「ダメもと」スタンス/コーチング26
どんなことでもはじめの一歩があります。
――踏み出す勇気/コーチング27
他人との比較は劣等感を生みます。
――価値ぐせ/コーチング28
欲求不満状態が続くと、
欲求そのものが萎えてしまいます。
――成功体験/コーチング29
失敗すれば、次は成功に近づきます。
――失敗の効用1/コーチング30
失敗を認め、ジャンプ台にさせよう。
――失敗の効用2/コーチング31
うまくいかないときは、思い込みにしばられている
――アイデア発想/コーチング32
お説教や要求だけでは、子どもの心には響きません。
――メリットの提示/コーチング33
見えないゴールにこそ意味があります。
――可能性は未知数/コーチング34
目的は、目指すべき「的」、
目標は、目的を達成するための「標」です。
――成功のイメージ/コーチング35
Column4 迷ったら、やってみる
Chapter 5 見えないちからを活用する
「できる」と口に出せば、
自信が湧き、前向きになります。
――言霊/コーチング36
一日の自分を振り返り、
自分の身の周りを片づけさせよう。
――整理整頓/コーチング37
血液型診断も使いようです。
――暗示/コーチング38
子どもの好きな色から、
行動様式を予想してみよう。
――色エネルギー/コーチング39
目に見えない心を見抜く方法があります。
――心の投影/コーチング40
Column5 当たり前のことを、バカにしないで、ちゃんと、できる
Chapter6 言葉のはたらきを意識する
日常はマイナス言葉ばかりあふれています。
――プラス言葉/コーチング41
世界で一番のプラス言葉は何でしょう?
――名は体を表す/コーチング42
ほっとする声かけが情緒を安定させます。
――声かけ/コーチング43
ほんちょっとした言葉遣いで、
子どもの気持ちは変わります。
――逆接と順接/コーチング44
Column6 脳は「イメージ」と「現実」が区別できない
Chapter 7 教師の生き方が子どもを動かす
子どもは教師の態度を敏感に感じ取ります。
――非言語コミュニケーション/コーチング45
学ぶことは真似ぶことです。
――守・破・離/コーチング46
有能な選手がよいコーチとは限りません。
――考えさせる場/コーチング47
笑いは理解を深め、場を和ませます。
――ユーモア/コーチング48
子どもの感情を言葉に出させ、
じっくり聴いてあげましょう。
――傾聴/コーチング49
「情熱」のある教師のもとには、
「情熱」のある子どもが集まります。
――鏡の法則/コーチング50
Column7 今すぐ夢が叶う秘訣・・・「ふりをする(Fake it !)」