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横溝正史エッセイコレクション1

探偵小説五十年 探偵小説昔話

著:横溝 正史
編:日下 三蔵

紙版

内容紹介

「五十年といえば半世紀、思えばずいぶん長いあいだ、この道ひと筋に生きてきたものである」――神戸からの上京、伝説の雑誌「新青年」編集長時代、そして作家としての多彩な活躍にいたるまで! 自伝的随想「途切れ途切れの記(正・続)」や江戸川乱歩からの書簡を収める『探偵小説五十年』、乱歩・森下雨村・小栗虫太郎らミステリ仲間との交流や自身の創作活動の回顧や、戦後間もなくの執筆活動と生活を記録する「桜日記」収録の『探偵小説昔話』。探偵小説にかける熱き想い、「同志」たちとの切磋琢磨、そして自らの人生回顧――日本ミステリ界不滅の巨匠による貴重なドキュメント!

著者略歴

著:横溝 正史
1902年生まれ、81年没。大正期より執筆活動を始め、雑誌「新青年」編集長として江戸川乱歩に名作『陰獣』を発表させるなど編集者としても活躍。戦後『本陣殺人事件』『蝶々殺人事件』を発表、前者で第1回探偵作家クラブ賞(現・日本推理作家協会賞)を受賞、以後『八つ墓村』『犬神家の一族』など、金田一耕助を主人公とする傑作群で探偵小説界の第一人者としての地位を不動のものに。70年代の角川文庫によるリバイバルと金田一シリーズの映画化によって大ブームとなり、最晩年には傑作『悪霊島』を発表、生涯現役を貫いた。作品は以後も読み継がれ、新たな映像作品化も数多い。
編:日下 三蔵
SF・ミステリ評論家、アンソロジストとして精力的に活動。小松左京作品、連城三紀彦作品などのアンソロジーの他、『海野十三コレクション』(創元推理文庫)、今日泊亜蘭『最終戦争/空族館』(ちくま文庫)、『筒井康隆コレクション』(出版芸術社)、『皆川博子コレクション』(出版芸術社)『ミステリ珍本全集』(戎光祥出版)『横田順彌明治小説コレクション』『皆川博子長篇推理コレクション』(柏書房)など一連の「隠れた名作」の発掘で高い評価を得ている。

ISBN:9784760154456
出版社:柏書房
判型:4-6
ページ数:448ページ
定価:6000円(本体)
発行年月日:2022年05月
発売日:2022年05月26日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNL
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:DS
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:1FPJ