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憲法9条を正しく知ろう

著:西 修

紙版

内容紹介

<憲法のあるべき姿を考える>

日本国の戦後史は、憲法9条をめぐる論争史であったといっても過言でないと思われます。

対日講和条約の締結、自衛隊の創設、旧日米安保条約の改定、国連の平和活動に参加するための自衛隊の海外派遣、集団的自衛権の限定的行使を認める平和安保法制、そして中東地域における日本隻船舶の航行の安全監視のための自衛隊派遣をめぐる数々の論点に対して、どのような評価を下すべきなのか、議論が百出しています。

これらの論争は、いまでも決着がついていません。いつになったら終止符が打たれるのでしょうか。現代日本を生きる私たちに突きつけられている最大の課題といえます。

その課題にこたえるには、憲法9条を正しく理解し、さまざまな視点から議論を展開していく姿勢が求められます。本書を、そのための素材としていただけたら幸いです。

目次

第1章 憲法9条は、こう解釈すべきだ
第2章 9条は、こうして生まれた
第3章 比較のなかの憲法9条
第4章 集団的自衛権を考える
第5章 9条をどう改めるべきか

著者略歴

著:西 修
西 修(にし おさむ)
1940年、富山市生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。同大学院政治学研究科修士課程(憲法専修)、同博士課程修了。第一次・第二次安倍内閣安保法制懇メンバー。政治学博士、法学博士。駒澤大学法学部教授をへて、現在、駒澤大学名誉教授。専攻は憲法学、比較憲法学。趣味は落語。メリーランド大学、プリンストン大学、エラスムス大学などで在外研究。主な著書に『現代世界の憲法動向』、『日本国憲法の成立過程の研究』(以上、成文堂)、『日本国憲法を考える』、『憲法改正の論点』(以上、河出書房新社)、『国防軍とは何か』(森本敏・石破茂氏との共著、幻冬舎ルネッサンス新書)、『いちばんよくわかる!憲法第9条』、『世界の憲法を知ろう』(以上、海竜社)ほか多数。

ISBN:9784759317060
出版社:海竜社
判型:4-6
ページ数:296ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2020年04月
発売日:2020年04月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:LND