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生まれてきてよかった

てんでバリバラ半生記

著:玉木 幸則

紙版

内容紹介

脳性まひの著者が、生いたち、自立生活運動、NHK「バリバラ」のレギュラー出演など、半生で経験したさまざまな出来事や出会いを、思いつくまま明るくポジティブに綴る。障害者が地域で普通に暮らすことの大切さが伝わる。

目次

この本を読んでもらうにあたって
・「ちゃんと生まれる」ってどういうこと?
仮死状態に説明なし/「ちゃんと生まれる」とは/医療従事者への教育が不十分
四歳で施設へ入所/小学校入学時の誓約書/配慮のない先生の発言
ノートを書いてくれた先生/担任には恵まれた/いじめる子あり、守ってくれる子あり
児童会長、生徒会長を務める/柔軟だった先生たち/いじめられた中学時代
首からぶらさげた重い通学カバン/二度目の手術は激痛/普通高校へ行きたかった
自転車/養護学校高等部の生活/ワープロ事件/歓迎遠足事件/養護学校とは?

・やりたいことは自分が決める
車掌の暴言/さまざまな立場・年齢で学ぶ二部生/ひとり暮らしの下宿生活
自動車免許を取る/全国社会福祉ゼミナール実行委員長/サークル活動・祖父江日曜学校
アルバイト/学生生活を満喫/お酒と筋緊張/ノートテイクの配慮
先輩との偶然の出合い/TRYの活動/就職/初めての作業所勤め
メインストリーム協会への参加/障害者福祉と労働問題/ある宗教団体から脱会の苦労

・結婚したとたん、阪神・淡路大震災
交換日記/好きやのに告白できずもんもんと/ダメでもともと/遠距離恋愛、金かかる
恋愛のコツ/九死に一生を得た大震災/見えないダメージ/フラフラマンの子育て

・どっぷりハマった自立生活運動
メインストリーム協会での初仕事/復興のためのカンパ活動/再建
自立生活プログラムを再開/自立生活プログラムの中身/あきらめないことが一番大事
自立生活は親の負担を軽くする/大震災は人生のターニングポイント
生活のしづらさに基づく制度づくりを/障害等級と電動車いす

・思いがけなくテレビにレギュラー出演
NHK「きらっといきる」のMCを依頼される/バリアフリーバラエティー
ぼくがテレビでしたいこと/障害者を取りあげる番組
どうしてぼくはテレビに出るのか/過激に楽しみまっせー「バリバラ」

著者略歴

著:玉木 幸則
特定非営利活動法人メインストリ-ム協会(兵庫県西宮市の自立生活センター)理事。
1968年、兵庫県姫路市に仮死状態で生まれる。4歳で肢体不自由児療育施設に入所、障害者としての洗礼を浴びる。
小中学校は、地元の普通学級で学ぶが、高等学校は泣く泣く養護学校へ。1991年、日本福祉大学社会福祉学部第Ⅱ部卒業後、知的障害者通所授産施設に勤務するが1年で退職。
1992年、自立生活センター・メインストリーム協会事務局次長に就任以後、障害者の自立生活運動にのめりこむ。
2009年4月からNHK教育「きらっといきる」、2012年4月からはその改編番組「バリバラ-障害者情報バラエティー」にレギュラー出演。
ほかに、特定非営利活動法人PASネット理事、特定非営利活動法人日本相談支援専門員協会副代表、西宮市地域自立支援協議会会長、厚生労働省相談支援従事者指導者研修に関わる検討委員会委員、兵庫県障害者自立支援連絡協議会相談支援部会長等を務める。

ISBN:9784759261202
出版社:解放出版社
判型:4-6
ページ数:126ページ
定価:1200円(本体)
発行年月日:2012年11月
発売日:2012年10月23日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNP
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ