出版社を探す

まちかどの芸能史

著:村上 紀夫

紙版

内容紹介

中世から近世にかけて、路上や軒先で演じられた多様な芸能が人びとを楽しませた。次々と新しいものが生まれては消えていった芸能(者)に光をあて、多様な芸能どうしの影響関係や社会、中近世の「まちかど」を描き出す。

目次

前口上
千秋万歳の頃
千秋万歳の受難
万歳の時代
尾張万歳
万歳たちの日常
万歳の由緒
算置と声聞師
万歳と占い
伊勢大神楽―獅子と軽業の妙技
軽業―世界を驚嘆させたアクロバット
絵解き―地獄極楽の図と熊野比丘尼
琵琶法師と座頭―盲人と芸能
説経―胸の内に、いかほど哀れに殊勝なることのあろうずよ
日暮太夫と近松寺―説経と興行
鉢叩き―瓢箪を手に世の無常をすすめる
鉢叩きと空也堂―本山と末派
願人―その多様な芸能と宗教活動
猿まわし―猿が証拠に候
芸能から見る近世―むすびにかえて

参考文献
引用資料
図版典拠一覧
あとがき

著者略歴

著:村上 紀夫
1970年、愛媛県生まれ。立命館大学文学部史学科卒、
大谷大学文学研究科博士後期課程中退。博士(文学)【奈良大学】。
著書に『近世勧進の研究―京都の民間宗教者』法藏館、
共著に『三昧聖の研究』碩文社、『散所・声聞師・舞々の研究』思文閣出版など

ISBN:9784759240627
出版社:解放出版社
判型:A5
ページ数:295ページ
定価:2500円(本体)
発行年月日:2013年07月
発売日:2013年07月16日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:ATX