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隣保館

まちづくりの拠点として

著:大北 規句雄

紙版

内容紹介

「隣保館」この聞きなれない施設について解説。かつて被差別部落を中心に全国に1000館を超える建物が建設された。現在は「人権文化センター」「地域交流センター」として設置・運営されている。19世紀後半、イギリスのロンドンに起源をもつ「セツルメント」から発展し、日本の社会福祉活動を牽引してきた隣保館の歴史、変遷、改革等、貴重な経験を、地域のまちづくりの拠点としての事業に取り組むノウハウを示す。

目次

プロローグ
第1章 隣保館とは
第2章 セツルメントから隣保館へ
第3章 被差別部落と隣保事業
第4章 現在の隣保館を明らかにする
第5章 隣保館改革の2つの道標
第6章 いま、隣保館に求められている機能
第7章 あしたの隣保館を創造する
第8章 隣保館運営の先進的実践
第9章 日々の運営において―毎日の取り組みを考える 
エピローグ 
資料

著者略歴

著:大北 規句雄
1957年、大阪府茨木市の被差別部落で生まれる。奨学金受給をきっかけに部落解放運動にかかわる。
以来校区の福祉運動、教育運動に携わり、茨木市PTA協議会会長、茨木市社会福祉協議会評議委員など歴任。
地域の精神科病院との協働事業「共生のまちづくり委員会」で隣保館を核とした排除・忌避のないまちづくりに取り組んでいる。
現在、大阪市立大学非常勤講師、茨木市三島地区福祉委員会委員長、(財)大阪人権協会理事、(社福)大阪府総合福祉協会理事、部落解放同盟大阪府連合会財務委員長などを務める。

ISBN:9784759210293
出版社:解放出版社
判型:A5
ページ数:167ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2012年11月
発売日:2012年11月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JKS