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開拓社 言語・文化選書 79

選択の言語学

ことばのオートフォーカス

著:篠原 俊吾

紙版

内容紹介

私たちは日頃,歩行や呼吸をするのと同じように,特別に意識することなくことばを用いている。つまり,ことばの大半は特段の努力を伴わずとも反射的に用いられていることになる。であるとすれば,私たちは瞬時に何を選択し,同時に何を選択していないのであろうか。本書はこの無意識の選択の背後に潜む「心のオートフォーカス機能」とことばの選択の関係に切り込んでいく。

著者略歴

著:篠原 俊吾
1963年,東京生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科英米文学専攻後期博士課程(1998年単位取得退学)。現在,慶應義塾大学法学部教授。専門は,認知言語学。主要業績:「『悲しさ』『さびしさ』はどこにあるのか:形容詞文の事態把握とその中核をめぐって」(共著,『認知言語学I: 事象構造』東京大学出版会,2002年),「換喩と形容表現」(共著,成蹊大学文学部学会編『レトリック連環』風間書房,2004年),「相互作用と形容詞」(共著,『言語のダイナミズム』くろしお出版,2008年),『認知言語学のための14章 第3版』(John Taylor (2003) Linguistic Categorization 3rd Edition)(分担翻訳,紀伊國屋書店,2008年)

ISBN:9784758925792
出版社:開拓社
判型:4-6
ページ数:216ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2019年03月
発売日:2019年03月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VSL
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:DS