内容紹介
「名実ともに備わった」とか「名ばかりの」などの表現の「名」と「実」という概念を基軸にした「名実の意味論」を新たに構築し、カテゴリーの内外の多重境界線による差異化と価値評価の真相を探る。そして、ソシュールや仏教の思想との接点から、カテゴリー化という問題、リアルという問題、さらに、その仕組みを精神基盤とする人間という問題にもふれ、言語の意味論から人生の意味論への新展開を試みる。
著者略歴
著:河西 良治
1950年,山梨県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科英語英文学専攻博士課程単位修得満期退学。中央大学文学部・教授。英語学,言語哲学。UC Berkeley客員研究員。University College London客員研究員。日本英文学会評議員,大学代表。日本英語学会事務局長,評議員。主要業績: 『新英語学辞典』(分担執筆・編集協力,研究社,1982),『大修館英語学事典』(分担執筆,大修館書店,1983),『ロイヤル英和辞典』(分担執筆・校閲,旺文社,1990),『文I』(「現代の英文法」第4巻,共著,研究社,2000),『英語学要語辞典』(編集・分担執筆,研究社,2002),『変形生成文法入門』(Carl Baker (1978) Introduction to Generative-Transformational Syntax)(翻訳・解説,研究社,1984),“Honen Shonin’s Sayings (1)~(28)”(梶村昇「法然上人のお言葉 (1)~(28)」『浄土』,法然上人鑽仰会)(翻訳,2014-2016),など。
ISBN:9784758925662
。出版社:開拓社
。判型:4-6
。ページ数:212ページ
。定価:1900円(本体)
。発行年月日:2017年03月
。発売日:2017年03月13日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VSL
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:DS。