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イェスペルセン 近代英語文法 Ⅵ

著:Otto Jespersen
訳:丸田 忠雄

紙版

内容紹介

本書は『近代英語文法』(MEG)第Ⅵ巻の内容の翻訳である。
本巻「形態論」では、英語の屈折変化、語形成の歴史的発達が、古英語、古ゲルマン諸語、古フランス語、ギリシア・ラテン語まで遡り、網羅的に解きほぐされる。イェスペルセンは、屈折でも語形成でも、混沌から明晰へ向かうという。これを彼は「効率」への収束と捉える。煩雑な屈折変化の水平化、無駄を削るべく多くの同形形態の出現(一方文脈から99.9%識別可能)、そして節略表現としての複合語や縮約形の頻用。本巻は、英語の発達が、効率への志向であると例証する。

著者略歴

著:Otto Jespersen
デンマークの言語学者(1860-1943)。専門分野は英語の文法。1893年から1925年にかけてコペンハーゲン大学の英語学の教授で、1920年から1921年にかけては同大学の学長であった。
訳:丸田 忠雄
1951年、北海道生まれ。現在: 山形大学名誉教授。職歴: 新潟大学、山形大学、東京理科大学。
著書: 『使役動詞のアナトミー―語彙的使役動詞の語彙概念構造』(松柏社、1998)[1999年度市河賞受賞]、『日英語の自他の交替』(須賀一好との共編、ひつじ書房、2000)[文部省出版助成図書]、『範疇(II)名詞・形容詞・前置詞』(平田一郎との共著、研究社英語学モノグラフシリーズ、研究社、2001)。論文: “The Semantics of Depictives,” English Linguistics 12, 1995。他多数。

ISBN:9784758913867
出版社:開拓社
判型:A5
ページ数:512ページ
定価:5400円(本体)
発行年月日:2022年05月
発売日:2022年05月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:CJBG
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:2ACB