1章 どのようなときにエコーが必要なのか? 清水幹夫・村上 淳
1 血管がわかりづらくて困ったとき
2 穿刺トラブルの原因がわからないとき
3 患者が穿刺時に痛みを訴えるとき
2章 エコーで血管を覗いてみよう 小林大樹
1 動脈と静脈の違い
2 短軸像と長軸像の特徴
3 血管以外の組織の見え方
3章 穿刺技術向上へのエコーの活用方法 平山遼一
血管の各種形態的な特徴をエコー画像で理解する
1 形態的な特徴がある血管のエコー画像
2 穿刺時に起こりうる血管への影響
血管の触察技術
1 血管の解剖を知ることの大切さ
2 駆血と触察技術は穿刺成功の要
4章 穿刺ミスを誘発する特徴がある血管の触察とエコー所見の対比 川原田貴士
1 血管の蛇行
2 触診の困難な血管
3 血管分岐部
4 穿刺対象血管に対して並走または交差する血管
5 前後径の格差(狭い箇所)がある血管
6 血管前壁上部の血管外血腫や瘢痕
7 血栓
8 シャント血流量の低下
5章 穿刺のためのエコー画像調整と描出のコツ
見たいエコー画像をよりよく調整する 人見泰正
1 超音波の基礎知識
2 汎用型超音波装置の主な調整項目とその方法
3 穿刺針がよく見える機能の使い方と注意点
穿刺のためのエコー画像描出(スキャン)テクニック(1人法) 木船和弥
1 プローブの把持方法
2 心得ておくべきエコー画面の見方と画像スキャンのポイント
3 片手で短軸から長軸へのスムーズな切り替え方法と諸注意
6章 穿刺のための状況別エコーの観察ポイント 若山功治
1 シャント血管が発達するまで
2 穿刺トラブルが続いたとき
3 機能的な低下が疑われたとき
4 形態的な異常が疑われたとき
7章 穿刺位置を検討する手順とレポート作成 安部貴之・石森 勇・村上 淳
1 穿刺位置を検討する基本手順と留意点
2 VAレポートを適切に作成・運用するための留意点
8章 針先修正における手順とエコーの使い方 井竹康郎
1 エコーガイド下穿刺での針先修正方法
2 穿刺針がどのような経路をたどったのか?
3 血管内構造物の有無は?
9章 エコーガイド下の穿刺手技
1 プローブの交差感染対策 木船和弥
2 短軸法(1人法) 木船和弥
3 長軸法(2人法) 佐久間宏治
4 短軸法と長軸法のミックス 木船和弥
10章 VA肢の末梢神経をエコーで見る 木船和弥
1 上肢の末梢神経をエコーで見る必要性
2 末梢神経のエコーでの見方
3 穿刺時に注意すべき前腕神経走行
11章 看護師によるポータブルエコーの活用 奥田美知子
1 ポータブルエコーを導入する際の体制づくり
2 ポータブルエコーに慣れてから活用するまで
12章 穿刺針について 髙橋良光
1 穿刺針の形状
2 穿刺針の抵抗
13章 血管は語る 木船和弥
1 エコー所見から穿刺の傾向や失敗を推察するには?
2 穿刺部位のエコー所見から何を考えるか?