実験医学
実験医学2023年5月号
企画・原案:早野 元詞
企画・原案:寺尾 知可史
内容紹介
暦年齢と異なり,個々人の老化度を反映する「生物学的年齢」.年を経て変わりゆく老化状態を分子・細胞レベルで捉える!加齢性疾患への予防的介入を実現するための鍵/治療標的として注目されるフェロトーシス
目次
【目次】
<特集>
Aging Clock 生物学的年齢を測る〜加齢性疾患を予測・予防し、健康寿命の延伸へ
企画/早野元詞,寺尾知可史
概論―生物学的年齢を測定することによる老化研究の未来
エピジェネティッククロックの発展と今後の展望
トランスクリプトームの変容からみる老化
ステムセルバイオロジーの視点から紐解く皮膚老化と生物学的年齢
加齢に伴う腸内細菌叢の組成・機能変化と疾患
百寿者にみる老化後期におけるリンパ球の変化
加齢性疾患とテロメア・Gテール
加齢に伴うDNA変化―染色体レベルの体細胞モザイクと疾患予測
臨床老年医学から見たフレイルの現状と課題
<いま知りたい!!>
治療標的として注目される細胞死 フェロトーシス ―その誘導メカニズムと疾患との関与
企画:今井浩孝,内田浩二,山田健一
<特別記事>
2023年 Japan Prize受賞者に訊く
神経科学の未来に光をもたらした オプトジェネティクスの誕生秘話
<連載>
News & Hot Paper Digest
精子のエピゲノムは幻か?
がんの100年来の謎に絶対定量で迫る―早い増殖なのに静かな代謝
ライブセル計測可能な力学特性は,細胞凝集体の新たな解析モダリティになるか
日本学術振興会特別研究員-PD等の雇用支援事業開始
研究留学のすゝめ2023―本当に留学は必要なの?
カレントトピックス
BCGは1型糖尿病のTCR/CD3発現低下をDNA脱メチル化により改善する
Notch1シグナルは,多能性前駆細胞にT細胞分化までの準備期間を与えている
翻訳初期の合成失敗リスクは生物に普遍的でアミノ酸使用頻度に影響を及ぼす
スペルミジンは脂肪酸酸化酵素に結合し老化による腫瘍免疫の低下を回復させる
研究留学の技法2023―不透明な時代を生き抜くための一歩を踏み出そう
研究留学先を探し,オファーを獲得する技法(後編)
マネして学ぶPython論文グラフ講座
カーネル密度推定
サイレントエラーをなくす実験のコツ
サンプル管理
ラボレポート―留学編―
どうしてこんなことになった? 私の留学!! ―Department of Cell Biology, Harvard Medical School
Opinion-研究の現場から
学生主体のPodcastで意見発信をしてみて
バイオでパズる!
バラバラクロス
ISBN:9784758125673
。出版社:羊土社
。判型:B5
。ページ数:133ページ
。定価:2300円(本体)
。発行年月日:2023年04月
。発売日:2023年04月20日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MKN。