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これからのバイオエンジニアリング

編:東京大学バイオエンジニアリング教科書編集委員会

紙版

内容紹介

エンジニアの目線から生命科学を知りたい.医学と工学の接点から諸問題の解決を目指したい.
バイオエンジニアリングの基盤を,その基礎が数学や物理学にあることを意識しながら説明する“工学x生命科学”の入門テキスト.

▽このような方々にオススメ
●機械工学を専門にしている方
●電子電気系に興味がある方
●計測機器の開発に携わりたい方
●生命工学・生命化学の実用面を知りたい方
●医工学を俯瞰したい方

「機械」 「電気・電子」 「計測」 「ニューラルネットワーク」をキーワードに,広大なバイオエンジニアリング領域から12のトピックスを厳選しました.それぞれについて,東京大学大学院工学系研究科バイオエンジニアリング専攻の物理系教員が,エンジニア目線を大事に,解説していきます.

▽特色
●どのような原理がすでに見出されているか
●どのようにモデル化していくか
●どのような配慮が求められるのか

生体関連物質や生命現象の基礎について, 「( これまで学んできた)物理法則や物理概念がどのようなかたちでかかわるか」 「どのような関係式を理解するところか始めればよいか」がみえてきます.生命科学は,暗記が多い/細分化されている/考え方の道筋がわかりにくい,と思っている方にこそ,読んでいただきたい内容です.

▽扱うテーマ例
●人体をモデル化する,とは?
●医療とボットと産業ロボットの違い
●超音波イメージングの原理とは?
●MRIや脳波の計測の原理とは?
●脳とはなにかーーコトとしての側面

それぞれのテーマについて,概要から,原理や関連式,いかに吟味・抽出していくかの解説を通して,理論と実用,その両面の理解が深まります.理解の程度を確認できる章末問題付です(巻末には解答例も収載)

目次

I部 バイオメカニクスの基礎
第1章 生体組織のメカニクス
第2章 人体の力学モデルと数値解析
第3章 医療ロボティクス

II部 バイオエレクトロニクスの基礎
第4章 生体関連物質の電気的性質
第5章 生体系固液界面エレクトロニクス
第6章 心電図と心電図計測

III部 バイオイメージングの基礎
第7章 超音波イメージング
第8章 撮像行列を用いた断層撮像法
第9章 量子イメージング
第10章 脳機能計測とイメージング

IV部 ニューラルネットワークの基礎
第11章 脳とニューロン
第12章 パターン情報表現とパターン情報処理

付属物

連想記憶の動作

ISBN:9784758121224
出版社:羊土社
判型:A5
ページ数:237ページ
定価:2900円(本体)
発行年月日:2022年10月
発売日:2022年10月07日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TDC