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「女」が語る平安文学

『無名草子』からはじまる卒論のための基礎知識

編:原 豊二
編:古瀨 雅義
編:星山 健

紙版

内容紹介

鎌倉初期の批評文学『無名草子』を入り口に、平安文学をテーマに卒業論文を書くためのスキルを学習する。大学・短期大学の半期の授業に対応した全十五講構成。「コラム」では最新の成果を学び、「調べてみよう」では、具体的な課題を掲げ、辞書・事典・データベースにふれ、使い方を習得する。平安文学研究の入門書としても最適の一冊。  


【著者略歴】

原 豊二(はら とよじ)天理大学教授


『源氏物語と王朝文化誌史』(勉誠出版、2006)、『源氏物語文化論』(新典社、2014)、『日本文学概論ノート』(武蔵野書院、2018)


古?雅義(ふるせ まさよし)安田女子大学教授 


『枕草子章段構成論』(笠間書院、2016)、『古典籍研究ガイダンス』(共著、笠間書院、2012)、『源氏物語の展望 第十輯』(共著、三弥井書店、2011)


星山 健(ほしやま けん)関西学院大学教授


『王朝物語史論―引用の『源氏物語』―』(笠間書院、2008)

目次

はじめに
凡例
第一講 老尼登場―無名草子のはじまり―
第二講 老尼の来歴―動乱の平安時代末期を生きる―
第三講 この世で最もすばらしいもの―宝物集・枕草子を超えて―
第四講 源氏物語の巻々―五十四帖の成り立ち―
第五講 源氏物語の作中人物―光源氏と薫―
第六講 「少年の春」の行方―狭衣物語―
第七講 改作への挑戦―今とりかへばやへ―
第八講 失われた物語たち―海人の苅藻 末葉の露―
第九講 実話ベースの歌物語―伊勢物語・大和物語―
第十講 勅撰集でも辛口批評―万葉集・古今集から千載集―
第十一講 女が名を残すこと―私撰集と宮仕え―
第十二講 才女の評判と行く末―小野小町と清少納言―
第十三講 恋愛と歌で名をはせた母娘―和泉式部と小式部内侍―
第十四講 高貴な女の老い―大斎院選子―
第十五講 「女」から「男」へ―栄花物語・大鏡―  

ISBN:9784757609808
出版社:和泉書院
判型:A5
ページ数:104ページ
定価:1200円(本体)
発行年月日:2021年02月
発売日:2021年02月03日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ