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国語語彙史の研究

国語語彙史の研究 34

編:国語語彙史研究会

紙版

内容紹介

国語語彙史研究の体系化と共に、語彙史研究の新たな方法論や隣接分野との関わりにも取り組んだ論文集。特集は複合語・派生語。

目次

特集――複合語・派生語
複合語と派生語と   蜂矢真郷
上代語動詞の形容詞転用に関する諸問題 釘貫 亨
副助詞の形―「だに」「さへ」「すら」の場合― 小柳智一
形容詞被覆形・露出形による名詞複合用法 蜂矢真弓
上代・中古のナフ型動詞 中垣徳子
中古形容詞に見られる複合的方式についての一考察 村田菜穂子
「そら+形容詞」型の「そら」に関する一考察 山王丸有紀
モノクサシの語史―嗅覚表現〈くさい〉から性向表現〈ものぐさ〉へ―   池上 尚
近世初期俳諧『紅梅千句』に見える「ふためく」について 田中巳榮子
化政期~幕末期江戸語における危惧表現形式―滑稽本・人情本を資料として―   近藤 明
近代における助数詞「個」の用法  伊藤由貴
漢語の連声濁について―歴史的視点に基づく分析― 山田昇平
                        (以上が特集)

仮名の変遷について―北山抄から豊臣秀吉書状まで 付・築島裕博士の仮名史研究― 山内洋一郎
索引とコーパスを利用した形容詞語彙の採取について 
前川 武・村田菜穂子
中世後期から近世初頭における高程度を表す副詞の諸相―高程度を表す評価的な程度副詞を中心とした体系と主観化傾向― 田和真紀子
キリシタン版対訳辞書群における聾唖関連語彙 末森明夫・新谷嘉浩
『通俗三国志』巻一の漢語語彙と漢語 浅野敏彦
和田維四郎訳『金石学』の金石名について 吉野政治
〈見る行為〉の描写と文末テンス形式―二葉亭四迷翻訳作品における
「見ると」「見れば」を含む文の保持と改変― 深澤 愛
「障害」の語史―言い換え語における漢語の中立性とその弱化― 郡山 暢
振仮名を語彙的事象としてとらえる 今野真二
語彙索引 人名・書名・事項索引

ISBN:9784757607569
出版社:和泉書院
判型:A5
ページ数:404ページ
定価:11000円(本体)
発行年月日:2015年05月
発売日:2015年05月07日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:CJBG
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:CFG
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:2GJ