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保守のアポリアを超えて

共和主義の精神とその変奏

著:佐藤 一進

紙版

内容紹介

立憲君主制と対立すると理解されている共和主義の思想が、エドマンド・バークに始まる保守主義と不可分に結びついていることを、ハンナ・アレント、J・G・A・ポーコックらの思想のなかから丹念に読み解いていく。
新進気鋭の研究者が放つ保守思想再生のための力作。

目次

序 論 保守のアポリアを超えて
第1章 市民と自律の考古学――アレントとポーコックのダイアローグ
第2章 蘇生する「統治の知」――ハリントンのコモンウェルスと立法者
第3章 盾としてのリヴァイアサン――ホッブズのコモンウェルスと高貴な人
第4章 共和国の陰りのなかで――政治経済学における両義性と複眼性
第5章 深化する「統治の知」――バークにおける作法論の転回
結 論 革命と時間――保守を思想へ高めるために

著者略歴

著:佐藤 一進
1978年生まれ。京都精華大学専任講師。共著書に『ナショナリズムの政治学』(ナカニシヤ出版)、『共和主義ルネサンス』(NTT出版)などがある。

ISBN:9784757143258
出版社:NTT出版
判型:A5
ページ数:318ページ
定価:4000円(本体)
発行年月日:2014年05月
発売日:2014年05月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JP