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マンガと映画

コマと時間の理論

著:三輪 健太朗

紙版

内容紹介

これまでのマンガ研究では、映画との比較研究はあっても、映画学で用いられている言葉を導入しただけで、マンガにおける表現の本質を突くまでは至っていない。
従来の「マンガと映画の比較」ではなく、「映画的手法」という言葉がなぜマンガ研究で多用されるのか、その背景と思想を探ることで、マンガと映画を貫く視座を打ち出す。マンガ研究を超え、現代視覚文化論へと至る道を切り拓く。

目次

序 章 マンガはどこにあるか

第1部 媒体・様式・体系
第1章 メディウム・スペシフィシティ
第2章 メディウムからスタイルへ
第3章 手法からシステムへ

第2部 戦後日本マンガにおける映画的様式
第4章 空間のリアリズム
第5章 物語と編集
第6章 フレームと視線

第3部 近代マンガの時間
第7章 運動
第8章 時間
第9章 コマ

著者略歴

著:三輪 健太朗
1986年生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科身体表象文化学専攻博士後期課程在学中。専攻は身体表彰文化学専攻/表彰文化学(マンガ研究、映画研究)。

ISBN:9784757143210
出版社:NTT出版
判型:A5
ページ数:470ページ
定価:4200円(本体)
発行年月日:2014年01月
発売日:2014年01月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:XA