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資本主義の本質について

イノベーションと余剰経済

著:コルナイ・ヤーノシュ
他訳:溝端 佐登史
他訳:堀林 巧

紙版

内容紹介

資本主義は最悪の経済システムである。これまで試みられた資本主義以外のシステムを除けば。

社会主義から資本主義研究へと軸足をずらした、世界的経済学者による「資本主義研究・序説」。社会主義との比較から、資本主義の強み、利点を中心に述べながら、資本主義を擁護していく。

目次

第1部 イノベーション
第1章 序
第2章 資本主義, 社会主義, 技術進歩
第3章 技術進歩の転換と加速
第4章 人間の心に歴史的現実を反映する
第5章 結語

第2部 不足経済――余剰経済
第1章 序
第2章 財・サービス市場――余剰の再生産メカニズム
第3章 財とサービスの市場:概念装置と測定手法
第4章 労働市場――余剰再生産のためのメカニズム
第5章 実証的な説明と因果分析の要約
第6章 余剰経済の効果とその評価
第7章 一般的図式からの展開
第8章 個人的なあとがき

補論1 自由、平等、博愛――社会主義崩壊以後の変化の考察
補論2 一東欧知識人の目に映るマルクス

著者略歴

著:コルナイ・ヤーノシュ
1928年生まれ。ハンガリーの経済学者。著書に『コルナイ・ヤーノシュ自伝』 (日本評論社)などがある。
他訳:溝端 佐登史
京都大学経済研究所所長
他訳:堀林 巧
金沢大学経済学部教授

ISBN:9784757123489
出版社:NTT出版
判型:A5
ページ数:266ページ
定価:3000円(本体)
発行年月日:2016年02月
発売日:2016年02月24日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KCZ