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メディア考古学

過去・現在・未来の対話のために

著:エルキ・フータモ
訳:太田 純貴

紙版

内容紹介

古くなり、忘れられ、消えてしまったメディアを再考察することによって、今日の新しいメディアへの理解を深める試みが、「メディア考古学」である。メディア考古学は、技術決定主義に基づく進歩の歴史観を解体する。
本書は、メディア考古学の第一人者、エルキ・フータモの代表的な論文を集めた、メディア考古学の最良の入門書である。

目次

第1部 理論編
 第1章 メディア考古学の考古学
 第2章 妖精エンジンを分解する――トポス研究としてのメディア考古学
 第3章 異文化間のインターフェース――西洋びいきのメディアの歴史を修正するために

第2部 実践編
 第4章 愉快なスロット、困ったスロット――アーケードゲームの考古学
 第5章 ソーシャルメディアというパノプティコン

第3部 架橋編
 第6章 「世界はみな、ひとつの万華鏡」――メディア文化揺籃期へのメディア考古学的見通し
 第7章 バックミラーの中のアート――アートにおけるメディア考古学的伝統

訳者解説
参考文献表
索引

著者略歴

著:エルキ・フータモ
1958年フィンランド生まれ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)デザイン・メディアアート学部教授。メディア文化論の世界的権威。
訳:太田 純貴
1980年生まれ。京都大学大学院博士課程後期単位取得満期退学。美学美術史学。

ISBN:9784757103542
出版社:NTT出版
判型:A5
定価:3700円(本体)
発行年月日:2015年02月
発売日:2015年02月24日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AGA