出版社を探す

部下が変わる本当の叱り方

著:吉田 裕児

紙版

内容紹介

あなたは部下に対して

・何を考えているかわからない

・指示がないと動かない

・問題を起こしてから、報告してくる

・言いたいことが言えない

などと思ったことはありませんか?



そして、

・部下自身が積極的に動いてもらいたい

・チームとして成果をだしたい

・部下ともっと仲良くなりたい

・部下から慕われる上司になりたい

そう考えていませんか?



本書は上司やリーダーが抱えているさまざまな悩みを解消して、目的と目標を叶えるためのものです。


本当のリーダーは本気で叱れる人であり、

「叱る」ということは部下を正しい道に導くもので、つぶすものではありません。

あなたが部下から信頼され慕われる上司になりたいと思っているなら、

本書で紹介する「自動切替スイッチ」を4つのステップでポチっと押してみましょう。



ステップI 「7つの言葉スイッチ」を押す

ステップII 「4つの行動スイッチ」を押す

ステップIII 「6つの意識スイッチ」を押す

ステップIV 「4つのなりきりスイッチ」を押す



「本当の叱り方」を手に入れれば、チームの目的と目標を達成できます。

目次

第1章 上司として最も大切なことに気づく

1 叱るとは何だ?

2 上司の仕事は目的・目標を達成すること

3 プライドを勘違いしてはいけない

4 「減点方式」よりも「加点方式」

5 部下をつぶす「ないない職場」

6 叱ることは、危険を知らせること!

7 「褒められ中毒症」に気をつけろ!

8 本当のカッコいい上司を目指す!





第2章 上司は叱らないと幸せになれない!

1 なぜ、できない部下を見るとイライラするのか?

2 互いの違いに気づき受け止める心が心理的安全性を与える

3 部下のことを知らないで本当の叱り方ができるわけがない

4 自分はどんな叱り方をしていたのか?自分を知ろう!

5 叱ることは究極のコミュニケーションツール!

6 本当の叱り方をするための宣言をする





第3章 チームとして結果をだす5つの叱る規準(GRRG+ONE)

1 できる上司は「規準」で叱る

2【GRRG+ONE 1】 Goal(目的目標)「ゴールを達成しようとする人」になっているか?

3【GRRG+ONE 2】Relationship(関係性)「信頼関係を築く人」になっているか?

4【GRRG+ONE 3】Responsibility 「責任を果たす人」になっているか?

5【GRRG+ONE 4】Growth(成長)「成長しようとする人」になっているか?

6【GRRG+ONE 5】ONE「こだわりを貫く人」になっているか?





第4章 「慕われ上司」に変わる4つのステップ
1 ステップⅠ「7つの言葉スイッチ」を押す

①「名前を呼ばない」から「○○さん」へ 『名前を呼ぼうスイッチ』

② 「命令言葉」から「質問言葉」へ 『そうだと思わない? スイッチ』

③ 「否定言葉」から「共感言葉」へ 『お前の気持ちわかるよ! スイッチ』

④ 主語を「あなた」から「私たち」へ 『ONE TEAMスイッチ』

⑤ 主語を「あなた」から「私」へ 『私はスイッチ』

⑥ 質問は「なぜ」から「何」へ 『何があったの? スイッチ』

⑦ 「ネガティブ言葉」から「ポジティブ言葉」へ 『今でしょスイッチ』



2 ステップⅡ 「4つの行動スイッチ」を押す

① 目をそらしてはいけない 『目線ロックオンスイッチ』

② 長い時間叱らない! 『短く小分けスイッチ』

③ 仏頂面は怖さ倍増 『爽やか笑顔スイッチ』

④ 部下の心の状況を知る 『興味津々スイッチ』



3 ステップⅢ 「6つの意識スイッチ」を押す

① 「できない部下」から「伸びる部下」へ 『伸びしろスイッチ』

② 人は正論だけでは動かない! 『腹落ちスイッチ』

③ 「部下を変える」のではない 『自分から変わるスイッチ』

④ 人は強制ではなくやる気で動く 『ニコニコ太陽スイッチ』

⑤ チャレンジしなさい 『失敗OKスイッチ』

⑥ 叱って終わっていない? 『アフターフォロースイッチ』



4 ステップⅣ 「4つのなりきりスイッチ」を押す

レベル1 あんた最近どうなの? 『マツコ・デラックススイッチ』

レベル2 どうしたんだ? 『タモリスイッチ』

レベル3 しっかりしなさい! 『天海祐希スイッチ』

レベル4 君はそんな人間じゃない! 『松岡修造スイッチ』



「なりきりスイッチ」を上手に使って、「慕われ上司」になる




第5章 効果が100倍になる部下のタイプ別叱り方

1 「スキル×モチベーション」で部下のタイプを見きわめる

①モチベーションは高いがスキルが低い『新人社員タイプ』

②スキルもモチベーションも高い『優秀社員タイプ』

③スキルは高いがモチベーションの低い『ベテラン社員タイプ』

④モチベーションもスキルも低い『無気力社員タイプ』



2 「主張性×反応性」で部下のタイプを見きわめる
①『社交派タイプ』の叱り方 豊臣秀吉・長嶋茂雄監督

②『友好派タイプ』の叱り方 徳川家康・栗山英樹監督

③『現実派タイプ』の叱り方 織田信長・落合博満監督

④『理論派タイプ』の叱り方 黒田官兵衛・野村克也監督





第6章 部下を本気にさせる4つのメカニズム

①部下を本気にさせるメカニズムを知る

部下を本気にさせるメカニズムを知る
② フェイズⅠ 結果だけを叱る
③ フェイズⅡ 行動の中身を叱って能力を引きだす
④ フェイズⅢ 部下の能力を見きわめ、意識を目覚めさせる!
⑤ フェイズⅣ 部下に意識を定着させて本気にさせる




第7章 自分軸を貫けば部下は付いてくる!

①部下が「この人についていこう」と思える上司の魅力

②視座を高く視野を広く、真実を見極める(GRRG+ONEのGoal)

③自己開示(失敗や苦手を話す)という信頼関係の築き方(GRRG+ONEのRelationship)

④責任を果たすことは誠実さを貫くこと(GRRG+ONEのResponsibility)

⑤毎日1%成長する人になる(GRRG+ONEのGrowth)

⑥上司のこだわり「+ONE」大切なことを諦めず貫き通す




付録 リモートワークで部下を動かす7つのポイント

① 上司は現状を受け止めて安心安全な場を作る

② 朝礼と夕礼の時間を決めて実施する

③ チーム全員の意識を揃える!

④ 仕事の締め切りを設けて緊張感を持たせる

⑤ 言葉と心のキャッチボールをする

⑥ 1日1回、不定期なコンタクトで緊張感とブレイクタイムを与える
⑦ 部下の1日をリセットさせる

著者略歴

著:吉田 裕児
1957年 千葉県生まれ

これまで一部上場の建設会社の一級建築士として、全国の代表的な建物の建設に携わってきた。

]現場所長として順風満帆の出世街道を歩いていたが、部下の指導法を間違えたことで現場が大赤字となってしまう。

それが原因で第一線の現場から外され、人生初の挫折を味わう。

大きな絶望に打ちひしがれていた中、家族の「私たちは味方よ」のひと言で一念発起。

自身が失敗した「部下の指導法」と向き合い、マネジメントやリーダーシップという分野の研究をスタート。

これまで学習のために読んだ書籍は500冊以上、研修セミナーには500回近く参加。

様々な企業が抱える職場問題と向き合っていく中で、自身のオリジナルノウハウとなる「叱り方メソッド」を開発。

これを次世代リーダーに伝えていくことを使命と感じ、現在では大企業だけでなく、中小企業の上司たちにも向けて、強い組織づくりや事故防止についての研修やコーチング、カウンセリングなどを日々行なっている。

ISBN:9784756920935
出版社:明日香出版社
判型:B6
ページ数:304ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2020年06月
発売日:2020年06月08日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KJ