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酒類の取引基準及び公正競争規約集

編著:富川 泰敬

紙版

内容紹介

酒類には、①嗜好品であること、②文化・伝統性を有することのほか、③致酔性・習慣性があること、④課税物資であること等、他の物品にはない特性があり、その取扱いには社会的責任を伴うことから、国税庁では「酒類の公正な取引に関する基準」(以下「取引基準」)の制定と運用などを通じて、酒税の保全及び酒類の取引の円滑な運行を図り、酒類業の健全な発達の実現に努めています。
本書は、今般見直しが行われたこの取引基準に関し、その概要や改正内容について解説しているほか、酒類に関する公正競争規約及び自主基準について網羅的に収載・解説しています。

● 平成29年3月31日制定の「取引基準」について、施行後4年間での調査で把握された主な問題点等を踏まえ、令和4年3月31日に改正された内容を分かりやすく解説!

● 消費者利益の保護を実現するための重要なツールとして機能している「公正競争規約」及び業界の「自主基準」についても解説!

● 公正競争規約については、商品・サービスの選択に必要な情報が正しく提供されることを目的とした「表示規約」と、過大な景品類の提供防止を目的とした「景品規約」について網羅的に解説! 自主基準については、主に「表示ルール」について解説!

● ノンアルコール飲料の取扱い(自主基準)を含め、酒類業界関係者が辞書的に使える規約集収載!

目次

Ⅰ 酒類の取引基準

第1 「酒類の公正な取引に関する基準」(取引基準)の概要
1 制定等の経緯
2 「取引基準」及び「指針」の概要
3 公正な取引の基準
4 指示、公表及び命令等
5 質問検査権
6 公正取引委員会との連携

第2 「酒類に関する公正な取引のための指針」(指針)の概要
1 酒類に関する公正な取引の在り方
2 取引状況等実態調査の実施及び公正取引委員会との連携等

第3 令和4年3月改正の概要
1 取引基準の改正内容
2 指針の改正内容

第4 酒類の取引基準に関する規定集
1 酒類業組合法・酒税法
2 取引基準及び通達
3 Q&A(令和4年3月 国税庁酒税課)
4 指針

Ⅱ 酒類に関する公正競争規約等

第1 制度の概要
1 総説
2 表示規約及び自主基準
3 景品規約

第2 公正競争規約集(表示規約)
1 単式蒸留焼酎の表示に関する公正競争規約
2 泡盛の表示に関する公正競争規約
3 ビールの表示に関する公正競争規約
4 輸入ビールの表示に関する公正競争規約
5 ウイスキーの表示に関する公正競争規約
6 輸入ウイスキーの表示に関する公正競争規約
7 酒類小売業における酒類の表示に関する公正競争規約

第3 表示に関する自主基準集
1 酒類の広告・宣伝及び酒類容器の表示に関する自主基準
2 単式蒸留焼酎と連続式蒸留焼酎を混和した酒類の表示に関する自主基準
3 連続式蒸留焼酎の表示に関する自主基準
4 国内製造ワインの特定の事項の表示に関する基準
5 ウイスキーにおけるジャパニーズウイスキーの表示に関する基準
6 低アルコールリキュール等の酒マークの表示等に関する自主基準
7 低アルコールリキュールの原材料表示に関する自主基準
8 低アルコールリキュール等の特定の事項の表示に関する自主基準
9 梅酒の特定の事項の表示に関する自主基準

第4 公正競争規約集(景品規約)
1 清酒製造業における景品類の提供の制限に関する公正競争規約
2 合成清酒及び連続式蒸留焼酎の製造業における景品類の提供に関する公正競争規約
3 単式蒸留焼酎製造業における景品類の提供の制限に関する公正競争規約
4 ビール製造業における景品類の提供の制限に関する公正競争規約
5 果実酒製造業における景品類の提供の制限に関する公正競争規約
6 洋酒製造業における景品類の提供の制限に関する公正競争規約
7 酒類輸入販売業における景品類の提供の制限に関する公正競争規約

第5 公正競争規約の根拠法令等

ISBN:9784754730550
出版社:大蔵財務協会
判型:B5
ページ数:240ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2022年10月
発売日:2022年10月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TDCT