出版社を探す

酒類の表示制度ハンドブック

編著:田中 誠二

紙版

内容紹介

酒類は、酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律に基づき酒類の品目等所定の事項を表示することが定められているほか、食品衛生法の適用、食品表示法、計量法、景品表示法等、その目的に応じた様々な法令の適用がある。複雑かつ多岐に亘る制度の中、平成30年10月には、果実酒等の製法品質表示基準(ワイン表示ルール)の適用が始まる。本書は、複雑難解な酒類の容器等の表示に関する基本的なルールとワイン表示ルールについて、法令等の根拠に基づき具体的かつ詳細に解説した酒類表示の基本的手引書。表示関係通達を収載し、逐条的に解説した酒類を扱う方々必備の1冊。

目次

Ⅰ 酒類の表示制度

第1章 酒類業組合法
1 酒類の品目等の表示義務
⑴ 表示義務の対象
イ 酒類製造業者
ロ 酒類販売業者
⑵ 表示すべき事項
イ 酒類製造業者が酒類の容器に表示すべき事項
ロ 酒類販売業者が酒類の容器に表示すべき事項
ハ 酒類の包装に表示すべき事項
⑶ 酒類の品目の表示方法の届出
2 酒類の表示の基準
⑴ 酒類の製法、品質その他これらに類する事項
イ 清酒の製法品質表示基準
ロ 果実酒等の製法品質表示基準
ハ 酒類における有機の表示基準
⑵ 酒類の地理的表示に関する事項
⑶ 未成年者の飲酒防止に関する事項
イ 酒類の容器又は包装に対する表示
ロ 酒類の陳列場所における表示
ハ 酒類の自動販売機に対する表示
ニ 酒類の通信販売における表示
⑷ 酒類の表示の基準における重要基準

第2章 食品表示法

第3章 景品表示法
1 優良誤認表示
2 有利誤認表示
3 その他誤認されるおそれのある表示

第4章 業界による自主規制
1 公正競争規約
2 自主基準



Ⅱ 酒類業組合法関係法令解釈通達(表示関係)逐条解説

第86条の5《酒類の品目等の表示義務》
1 総則
⑴ 表示を要しない酒類
⑵ 見本用の酒類の表示
⑶ 製造場等の所在地及び住所の表示
⑷ 文字の種別等
⑸ 単位の表示
⑹ 製造場に移入した輸入酒類をそのままの状態で移出する場合の取扱い

2 酒類の容器に対する品目の表示の取扱い
⑴ 酒類の品目の表示方法
⑵ 表示する場所
⑶ 表示する文字の大きさ
⑷ 表示方法届出書の取扱い

3 酒類の品目の表示以外の表示義務事項の表示
⑴ 内容量
⑵ アルコール分
⑶ 税率適用区分
⑷ 発泡性を有する旨の表示

4 酒類の包装に対する品目等の表示の取扱い
⑴ 表示に要する酒類の包装の範囲
⑵ 酒類の包装に対する表示の取扱い

5 製造場等の所在地の「記号表示」の取扱い
⑴ 住所の取扱い
⑵ 表示に用いる記号
⑶ 記号の表示方法

6 表示義務事項の「省略」又は「異なる表示」の承認の取扱い
⑴ 省略することができる表示義務事項
⑵ 異なる表示を行うことができる表示義務事項

第86条の6《酒類の表示の基準》
1 総則
⑴ 表示の基準における「容器」又は「包装」の取扱い等
⑵ 表示の基準に基づく表示の取扱い等



Ⅲ 果実酒等の製法品質表示基準逐条解説

制定の経緯
告知全文
適用開始時期(附則)
表示基準の適用範囲
定義(第1項)
国内製造ワイン
日本ワイン
特定の製法による日本ワイン
輸入ワイン
表示基準の構成
表示の方法等(第8・9項)
※ 表示例・根拠法令
記載事項の表示(第2項)
日本ワインの表示
原材料名の表示
原産地名・原産国名
《原材料区分ごとの表示》
特定の原材料を使用した旨の表示(第3項)
ぶどう以外の果実を使用した旨の表示(第4項)
地名の表示(第5項)
収穫地の表示
醸造地の表示
ぶどうの品種名の表示(第6項)
ぶどうの収穫年の表示(第7項)



(資料編)
参考法令等
1 酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律(抄)
2 酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律施行令(抄)
3 酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律施行規則(抄)
4 清酒の製法品質表示基準
5 果実酒等の製法品質表示基準
6 酒類における有機の表示基準
7 酒類の地理的表示に関する表示基準
8 未成年者の飲酒防止に関する表示基準
9 酒類の表示の基準における重要基準
10 酒税法及び酒類行政関係法令等解釈通達の制定について(抄)
11 酒類の地理的表示に関する表示基準の取扱いについて
12 果実酒等の製法品質表示基準のQ&A

ISBN:9784754725686
出版社:大蔵財務協会
判型:A5
ページ数:300ページ
定価:2407円(本体)
発行年月日:2018年07月
発売日:2018年07月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TDCT