風に運ばれた道
著:西江 雅之
紙版
内容紹介
『花のある遠景』以来、透明で感動あふれる文体で定評ある著者の紀行文。コロンブス以後、人びとは世界の言語が幾重にも織りなし、せめぎ合ってきた。諸民族が出会い、触れあった刻の足跡を聴く。
目次
国境の町---与那国島/日本
海上の風の道---東アフリカ沿岸
インド洋の貴婦人---ポート・ルイス/モリシャス
歴史の陰で---モロニ/コモロ・イスラム連邦共和国
未知への内省---ポル・トウ・プランス/ハイチ
既知の未来---ユカタン/メキシコ
多様性と純粋性の確執---アンダルシア/スペイン
言語の連続体---オアフ島/ハワイ
〈天国〉と〈地獄〉---ヌメア/ニューカレドニア
遠い国土---ギアナ/フランス
多様な出会い---マルチニーク/フランス
神話と現実---リフト・バレー/ケニア
置き去りにされた刻---モンバザ/ケニア
埋もれた過去---西表島/日本
あとがき