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亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズⅣ 05

権力は噓をつく

ベトナム戦争の真実を暴いた男

著:スティーヴ・シャンキン
訳:神田 由布子

紙版

内容紹介

権力者のメンツ、エスカレーションの必然性、内政とのバランス……。
――戦争の構造は、驚くほど、いつも同じだ。

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1960年代、冷戦期に軍事アナリストとしてペンタゴンで働いていたダニエル・エルズバーグは、ベトナム戦争が権力者のメンツや選挙対策によってエスカレートしていくことに疑問を持ち、政府の機密文書「ペンタゴン・ペーパーズ」の暴露を決意する……。

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インサイダーによるリークは正当化されるのか?
戦争はどのように作られ、継続するのか?
なぜ権力者たちは、戦争を止めないのか?
彼らのメンツは、兵士や市民の命より大切なのか?
報道の自由とは? 国民の「知る権利」とは?

――戦争の構造は、変わらない。
――権力は、その力の維持を自己目的化していく。

資料を縦横無尽に駆使しながら、推理小説のように一気に読ませる歴史ノンフィクション。

著者略歴

著:スティーヴ・シャンキン
出版社で歴史教科書の執筆に従事した後、2009年よりYA作家。本書で全米図書賞ファイナリスト(2015年)、ヤングアダルト図書館サービス協会の最優秀ノンフィクション賞(2016年)。著書は十数冊あり、『The Port Chicago 50』で全米図書賞ファイナリスト(2014年)、『原爆を盗め!』(紀伊國屋書店、2015年)で全米図書賞ファイナリスト(2012年)とニューベリー賞オナーブック(2013年)に選ばれた。
訳:神田 由布子
翻訳家。『パトリックと本を読む』(ミシェル・クオ著、白水社)、『レオナルド・ダ・ヴィンチを探して』(東京書籍)、『それでも、世界はよくなっている』(ラシュミ・サーデシュパンデ著、亜紀書房)など訳書多数。

ISBN:9784750517599
出版社:亜紀書房
判型:4-6
ページ数:384ページ
定価:2250円(本体)
発行年月日:2022年09月
発売日:2022年09月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB