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マルクスとともに資本主義の終わりを考える

著:的場 昭弘

紙版

内容紹介

マルクスが予見した世界が目の前にある!

成長と利潤確保を義務付けられた資本主義は、どこにも「差」を生み出せなくなったときに動きを止める――
『マルクスならこう考える』から10年、この間の決定的変化をマルクスに沿って捉え直す。

目次

序章 六〇階建ての幽霊ビル――危機の資本主義
第一章 まやかしとしての人権と民衆主義――アラブの春から逆照射されるもの
第二章 資本主義の行き着く先――たとえば原料供出国マリ 
第三章 「自由」とは「所有」のことである――フランス革命の功罪
第四章 過剰資本と過剰生産―――世界再編の必要性
第五章 資本主義の宿痾――利潤率の傾向的低落
終章 「小さな社会」の構想

著者略歴

著:的場 昭弘
1952年生まれ。神奈川大学経済学部教授。『新マルクス・エンゲルス全集』の編集作業に携わる。
著書に『トリーアの社会史』(未來社)『マルクスを再読する』(五月書房)『マルクスだったらこう考える』(光文社新書)『マルクスに誘われて』(亜紀書房)『国家の危機』(佐藤優との共著、KKベストセラーズ)など、翻訳に『超訳「資本論」』全三巻(祥伝社新書)など多数。

ISBN:9784750514161
出版社:亜紀書房
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2014年09月
発売日:2014年09月26日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KCZ