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亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズⅠ- 1

ニュース・ジャンキー

コカイン中毒よりもっとひどいスクープ中毒

著:ジェイソン・レオポルド
訳:青木 玲

紙版

内容紹介

アル中、ヤク中で大学を追われ、さらに重窃盗罪で有罪判決……。
その過去をひた隠しにしながら、ダウ・ジョーンズの記者として、
カリフォルニア電力危機とエンロン事件という
史上まれに見る経済犯罪の真相をスクープ。
2001年にはダウ・ジョーンズ年間ジャーナリスト賞を受賞した。
しかし、権力中枢へと追究の手を伸ばしたところ、
大手メディアを含む多方面からのしっぺ返しを食らう。
同業者の嫉妬、誹謗中傷、ホワイトハウスからの圧力、
絶対に知られてはならない自らの犯罪歴、歪んだ家族関係……。
自らの“ジェットコースター人生”とインディペンデントな記者魂を激白!

目次

日本語版への序文

第1章インサイダー  The Insider
第2章スクープ  The Scoop
第3章天国と地獄  Heaven and Hell
第4章放蕩生活へ、再び  Back in the High Life Again
第5章ハリウッド名誉毀損  Hollywood Libel
第6章「採用しよう!」  “You’re Hired!”
第7章「時代」は変わる  The Times, They Are A-Changin’
第8章敏腕記者か、連続殺人鬼か?  
     “You’re Either a Really Great Journalist, or a Serial Killer”
第9章見え透いた嘘  White Lies
第10章妨害  Sabotage
第11章またまたブラックリスト入り  Blacklisted Again
第12章ヘマから学ぶ厳しい現実
     Truth Hurts, or, How I Learned From My Fuck-Ups

謝辞

著者略歴

著:ジェイソン・レオポルド
1969年ニューヨーク生まれ。カリフォルニアの地方紙記者を経て、2000年、ダウ・ジョーンズ・ニューズワイヤーズ・ロサンゼルス支局長に。就任早々、電気料金の高騰と大規模な停電を招いたカリフォルニア州の電力危機をめぐってスクープを連発。この一連の調査報道により、ダウ・ジョーンズの年間ジャーナリスト賞(2001年)を受賞した。また、米電力会社エンロンをめぐるスキャンダルを大々的に報道。エンロン破綻後、同社の元社長ジェフ・スキリングに最初にインタビューを行い、一躍有名になる。2002年からフリーに。『ロサンゼルス・タイムズ』『ザ・ネイション』『ウォールストリート・ジャーナル』『フィナンシャル・タイムズ』などに寄稿。また、エネルギー政策問題の専門家として、CNBC、National Public Radio(NPR)などに頻繁に出演。現在は、米国の国内政策や外交について、Truthout、CounterPunch、Raw Storyなどの独立系メディアを中心に、活発な執筆活動を続けている。
訳:青木 玲
翻訳家、ライター。1957年神奈川県生まれ。東京大学医学部保健学科卒業。著書『競走馬の文化史』(筑摩書房)で1995年度ミズノスポーツライター賞を受賞。『小児科へゆく前に』(ジャパンマシニスト社)、『絶滅のゆくえ』(新曜社)、『地球は復讐する』(草思社)、「環境思想の系譜3」(東海大学出版会)などの訳書・共訳書がある。

ISBN:9784750507149
出版社:亜紀書房
判型:4-6
ページ数:328ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2007年09月
発売日:2007年09月03日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KNTP2