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躍動するゲイ・ムーブメント

歴史を語るトリックスターたち

編著:石田 仁

紙版

内容紹介

雑誌、パレード、クラブカルチャー…今につながるシーンを創った人びとの半生とは。「口述」「解説」の2本柱で日本におけるゲイの運動・経済・文化の来歴を明らかにし、貴重な記憶も書き留めた。語り手=南定四郎、マーガレット(小倉東)、ケンタ

目次



第Ⅰ部 南定四郎さん

第1章 南定四郎さん口述[聞き手:石田仁・三橋順子]
第2章 思想/実践の「乗り物」として生きる[石田仁]

第Ⅱ部 マーガレット(小倉東)さん

第3章 マーガレット(小倉東)さん口述[聞き手:鹿野由行・斉藤巧弥・石田仁]
第4章 “ゲイ”を生きる――分裂と統合のその先に[鹿野由行]

第Ⅲ部 ケンタさん

第5章 ケンタさん口述[聞き手:斉藤巧弥]
第6章 リベレーションからムーブメントへ――札幌の運動と「ゲイコミュニティ」[斉藤巧弥]

 あとがき[石田仁]

 口述者3名の年譜
 文献一覧
 事項索引
 人名索引

著者略歴

編著:石田 仁
淑徳大学地域創生学部教授。博士(社会学)。
1975年愛知県生まれ。研究テーマは性的マイノリティ。博士論文では,戦後日本で「男が好きな男」の言説がどのように「女になりたい男」の言説と分離していったのかの変容を探究した。ゲイの出会いの文化と社会構造の変化に特に関心を持つ。著書に『はじめて学ぶLGBT――基礎からトレンドまで』(ナツメ社,2019年),編著に『性同一性障害――ジェンダー・医療・特例法』(御茶の水書房,2008年),共著に『LGBTのひろば――ゲイの出会い編』(日本評論社,2020年),『セクシュアリティと法――身体・社会・言説との交錯』(法律文化社,2017年),『セクシュアリティの戦後史』(京都大学学術出版会,2014年),『身体とアイデンティティ・トラブル――ジェンダー/セックスの二元論を超えて』(明石書店,2008年),『戦後日本女装・同性愛研究』(中央大学出版部,2006年)などがある。

ISBN:9784750355580
出版社:明石書店
判型:4-6
ページ数:440ページ
価格:2500円(本体)
発行年月日:2023年04月
発売日:2023年04月07日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBS