フィリピン移住女性と日本社会
40年のインタラクション
著:もりき かずみ
紙版
内容紹介
1980年代半ばころにはじまるフィリピン女性の日本移住。人身売買に等しい悲惨なケースや女性差別による事件も多発した。他方で日本に根を下ろしコミュニティを形成する女性たちも増えた。日本は彼女たちにどうかかわり、彼女たちが日本にもたらしたものはなにか?
目次
はじめに
第Ⅰ章 フィリピンとの出会い
1 バティスセンター
2 はじめての聞き取り
3 日比NGO協力関係の第一歩
4 移住女性を送り出す背景
第Ⅱ章 「国際結婚」女性・子どもの国籍
1 「アジアの女性と国際結婚の子どもたち」
2 「国際婚外子の国籍確認訴訟から」
3 「国籍とジェンダー 国民の範囲をめぐる考察」
第Ⅲ章 移住女性と日本社会――40年のインタラクション
1 フィリピン移住女性の四〇年
2 第一期(一九八〇年―一九九四年)フィリピン移住女性との出会い
3 第二期(一九九五年―二〇〇七年)移住女性の人権
4 第三期(二〇〇八年―二〇二一年)移住女性の仕事と暮らし
5 日本社会の変容と不変容
第Ⅳ章 新しい移住世代――外国人労働者受け入れの拡大
1 フィリピン移住者としてのオールドカマー
2 「研修」「技能実習」のニューカマー
3 「特定技能」制度は移民受け入れにつながるか
4 「看護」「介護」にかかわるニューカマー
5 「家事支援」分野でのニューカマー
日比移住関連年表
おわりに
ISBN:9784750355252
。出版社:明石書店
。判型:4-6
。ページ数:248ページ
。価格:2400円(本体)
。発行年月日:2023年01月
。発売日:2023年02月09日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KC。