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心理教育教材「キックスタート,トラウマを理解する」活用ガイド

問題行動のある知的・発達障害児者を支援する

著:本多 隆司
著:伊庭 千惠

紙版

内容紹介

トラウマ(心的外傷)があり、あわせて問題行動のある知的・発達障害児者のための心理教育教材「キックスタート,トラウマを理解する」と児童期逆境体験ACEsのスクリーニング「子ども時代のつらかった体験(ACEs)質問表」を具体的に紹介する。

目次

 はじめに

『子ども時代のつらかった体験(ACEs)質問表』『キックスタート,トラウマを理解する』活用ガイド

 1.トラウマ
  1-1.トラウマ
  1-2.児童期逆境体験ACEsなどのトラウマによる影響や症状
  1-3.知的・発達障害児者のトラウマ体験

 2.スクリーニングから心理教育へ
  2-1.スクリーニングの必要性と目的
  2-2.心理教育の重要性

 3.実践
  3-1.児童期逆境体験ACEsのスクリーニング
  3-2.『キックスタート,トラウマを理解する』による心理教育

 4.事例による解説
  4-1.Aさんは支援者とともにトラウマの影響を学んだ
  4-2.Bさんは性問題行動再発防止プログラムの実施中にトラウマの影響に気づいた

 5.トラウマ・インフォームド・ケアTICの導入
  5-1.トラウマ・インフォームド・ケアTICの考え方
  5-2.再トラウマ化を防ぐ
  5-3.支援の実際
  5-4.問題行動との関連
  5-5.リカバリーへ

実践のためのツール

 キックスタート,トラウマを理解する
 子ども時代のつらかった体験(ACEs)質問表
 「子ども時代のつらかった体験(ACEs)質問表」に答える人の同意書(例)
 「子ども時代のつらかった体験(ACEs)質問表」結果整理表

 文献
 おわりに

著者略歴

著:本多 隆司
1978年大阪大学大学院人間科学研究科前期課程修了後、大阪府において心理職として児童相談所(現、子ども家庭センター)、身体障害者更生相談所を経て、障害者福祉や権利擁護等を担当。2005年より種智院大学、現在教授。著書に『高齢者の権利擁護』(分担執筆、2004年)、『反社会的行動のある子どものリスク・アセスメント・リスト』(監訳、2012年)、『性問題行動のある知的障害者のための16ステップ―「フットプリント」心理教育ワークブック 第2版』(監訳、2015年)、『性問題行動のある知的・発達障害児者の支援ガイド―性暴力被害とわたしの被害者を理解するワークブック』(共著、2016年)等、他に性問題行動のある知的障害者等を対象に福祉・司法関連施設において心理支援活動を続け、それらをテーマとした論文、学会発表、講演や研修等。
著:伊庭 千惠
2017年大阪教育大学大学院教育学研究科(健康科学専攻)修士課程修了。1987年より大阪府心理職として、大阪府職業カウンセリングセンター、大阪府子ども家庭センター(児童相談所)、大阪府障害者自立相談支援センター(障害者更生相談所)などで児童、青年、障害者を対象に心理支援、福祉支援に28年間携わる。2016年よりライフデザイン・カウンセリングルームチーフカウンセラー。臨床心理士、公認心理師。その他、立命館大学・桃山学院大学・大阪教育大学非常勤講師、司法矯正施設心理カウンセラー、性暴力被害者・自死遺族支援カウンセラー、支援学校カウンセラー、大学キャリアカウンセラー等に従事。EMDRトレーニング、TF-CBT(トラウマ焦点化認知行動療法)Introductory・Advanced Training、TFTアルゴリズムレベル、自我状態療法国際トレーニングモジュールⅡ、各トレーニング修了。著書に『性的虐待を受けた子ども・性問題行動を示す子どもへの支援』(分担執筆、2012年)、『性問題行動のある知的障害者のための16ステップ―「フットプリント」心理教育ワークブック 第2版』(監訳、2015年)…

ISBN:9784750353036
出版社:明石書店
判型:B5
ページ数:104ページ
価格:2000円(本体)
発行年月日:2021年12月
発売日:2021年12月16日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JKS