シリーズ あしたのために 3
無意識
うんこの名の隠喩
著:東條 由紀彦
著:志村 光太郎
紙版
内容紹介
社会の在り方を根底的に問うてきたシリーズ三作目は、より人間の内面に踏み込み、「無意識」とは何かを、フロイトの肛門期理論に端を発し古今東西の神話・習俗・宗教・哲学に表れる「うんこ」の多義性を軸に考察し、現代資本主義の抑圧からの解放を模索する。
目次
プロローグ
第1章 無意識と去勢
1 鏡像段階
2 エディプス期の去勢
3 肛門期の去勢
4 最初のシニフィアン
5 グレート・マザー
6 他者の欲望
第2章 無意識とファルス
1 ファルス
2 うんこの神
3 黄金信仰
4 ペニス信仰
5 蛇信仰
6 穢れ
第3章 母性と父性
1 古代の古層
2 地母神の闘争
3 トーテム信仰
4 家産制と封建制
5 母性原理の残存
6 救済宗教としての仏教
7 救済宗教としてのキリスト教
8 魔女狩り
9 山姥
第4章 エロスとタナトス
1 空の世界
2 識の世界
3 真言の世界
4 道の世界
5 生成と流動の世界
6 欲望と幻想の世界
7 バナナフィッシュ
第5章 ファルスの覚醒
1 プロテスタンティズムと資本主義
2 タナトスと資本主義
3 エロスの活用
4 資本のヘゲモニー
5 腐朽化の果てに
6 死の恐怖
7 惜しみなき贈与のために
8 ニルヴァーナが再構築する世界
エピローグ
あとがき
参考文献
ISBN:9784750351094
。出版社:明石書店
。判型:A5
。ページ数:120ページ
。価格:1200円(本体)
。発行年月日:2020年11月
。発売日:2020年11月10日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VSP。