内容紹介
重篤な問題行動を示す子どもの家族への支援法で、知的障害や発達障害のある子どもに対して有効性が示されている応用行動分析から派生したポジティブ行動支援「PTR-Fモデル(Prevent-Teach-Reinforce for Families)」。行動分析の専門家、心理師、ソーシャルワーカー、セラピストなどの支援者に向け、アセスメントから具体的な支援法まで、事例・資料とあわせ詳解する。
目次
はじめに
謝辞
本書内の様式
第1章 ポジティブ行動支援PTR-Fモデルとは
第2章 家族と協働する
第3章 PTR-Fモデルを始めてみよう
第4章 PTR-Fアセスメント
第5章 PTR-Fモデルにおける支援
第6章 行動支援計画を計画通りに実施できるように家族をコーチングサポートする
第7章 データを活用し、次のステップに進む
文献
子どもに対する支援方法ガイド集
監訳者あとがき
索引
著者略歴
他著:グレン・ダンラップ
ネバダ大学の特任教授。ポジティブ行動支援(positive behavior support)、早期介入、自閉症とその関連障害、児童保護、家族、家族支援の領域における研究と教育に、何十年にもわたり取り組んできた。ウエストバージニアの自閉症トレーニングセンターや、自閉症とその関連障害に関するフロリダのセンターの設立に関わった。また、連邦政府の助成金によるいくつかの研究センターにおいて、研究リーダーを務めた。240本以上の論文、書籍(単著または分担)を執筆し、15の学術誌において編集委員を務めている。Journal of Positive Behavior Interventionsの設立当初の編集者で、Topics in Early Childhood Special Educationの編集者を約10年務めている。
他著:フィリップ・ストレイン
コロラド大学教育学部と人間発達学部における教育心理学の教授であり、ポジティブ早期学習センター(Positive Early Learning Experiences Center)のセンター長。自閉症幼児、問題行動の予防、インクルージョンの実践に関する300本以上の学術論文を執筆している。これらの領域で40年以上、教員、早期介入プログラムの管理者、大学教授を務めてきた。問題行動や自閉症に関する研究で5000万ドル以上の助成金を受けてきた。また、様々な業績に関する賞を受賞している。
他著:ジャニス・リー
ネバダ大学の研究チームのメンバー。Prevent-Teach-Reinforce for Young Children: The Early Childhood Model of Individualized Positive Behavior Support(Paul H. Brookes Publishing Co., 2013)の共著者であり、ネバダ州北部で行った幼児に対するPrevent-Teach-Reinforceモデル(以下、PTRモデル)に関するランダム化比較試験のコーディネーターを務めた。また、ネバダ州における幼児の社会情動能力を促進するプログラムや、早期の保育や教育の場面にわたるピラミッドモデルのコーディネーターでもある。早期介入、早期段階、問題行動、ポジティブ行動支援、社会的情動能力、自閉症と発達障害、インクルージョン、家族との協働に興味を持ち、取り組んできた。20年以上にわたり、実践者、コンサルタント、コーチ、トレーナー、テクニカルアシスタントとして、地域、州、国際規模において、子ども、家族、実践者、専門家と協働してきた。早期特別教育で修士号を修めており、認定…
ISBN:9784750348889
。出版社:明石書店
。判型:B5
。ページ数:276ページ
。価格:2800円(本体)
。発行年月日:2019年09月
。発売日:2019年09月11日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JKS。