〈つながり〉の現代思想
社会的紐帯をめぐる哲学・精神分析・政治
編著:松本 卓也
編著:山本 圭
紙版
内容紹介
本書は、「社会的紐帯」という術語を手がかりに、現代社会の「つながり」が孕む諸問題を根底から捉えなおし、その理論と病理、そして可能性を紡ぐ。哲学、精神分析、現代政治理論における、気鋭の若手研究者たちによる意欲的な論集。
目次
まえがき
第Ⅰ部 社会的紐帯への視座
第一章 政治の余白としての社会的紐帯――ルソーにおける憐憫[淵田仁]
第二章 集団の病理から考える社会的紐帯――フロイトとラカンの集団心理学[松本卓也]
第Ⅱ部 社会的紐帯のポリティクス
第三章 ポスト・ネイションの政治的紐帯のために[山本圭]
第四章 〈政治的なもの〉から〈社会的なもの〉へ?――〈政治的なもの〉の政治理論に何が可能か[乙部延剛]
第五章 友愛の政治と来るべき民衆――ドゥルーズとデモクラシー[大久保歩]
第Ⅲ部 社会的紐帯の未来
第六章 特異性の方へ、特異性を発って――ガタリとナンシー[柿並良佑]
第七章 外でつながること――ハーバーマスの精神分析論とエスの抵抗[比嘉徹徳]
第八章 社会的紐帯と「不可能性」[信友建志]
あとがき
ISBN:9784750346472
。出版社:明石書店
。判型:A5
。ページ数:272ページ
。価格:2800円(本体)
。発行年月日:2018年03月
。発売日:2018年04月06日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB。