東京安全研究所・都市の安全と環境シリーズ 9
仮設市街地整備論
避難生活に日常を取り戻す
監:伊藤 滋
著:関口 太一
著:小野 道生
紙版
内容紹介
東京をより安全で魅力的なまちにする――
東日本大震災の発生時、東京は、鉄道ターミナル駅周辺に膨大な滞留者が溢れかえり、郊外へと向かう幹線道路上に大量の帰宅困難者が列をなすという現象がみられ、防災の課題が浮き彫りとなった。国際都市・東京では、いかなる災害が生じても国際的な業務機能の継続性の確保や、世界中から訪れる膨大な昼間人口を想定した防災対策が求められる。
本書では、被災時の避難生活を日常に近づける試みとして、昼間人口に対応した防災拠点となる「防災見附」の検討や、被災時の仮設市街地を提案するほか、木造可変防災施設の取り組みを紹介する。
目次
1章 東京都心部における防災の考え方
1-1 防災面から見た東京都心の特徴
1-2 東京の防災に関する基本スタンス
2章 東京都心部における避難拠点
2-1 避難拠点の役割
2-2 避難拠点の配置の考え方
2-3 避難拠点(防災見附)のイメージ
3章 東京区部における仮設市街地
3-1 仮設市街地の定義
3-2 過去の震災における仮設市街地
3-3 仮設市街地のケーススタディ
4章 平時と災害時をつなぐ木造可変防災施設
4-1 木造可変防災施設の意義
4-2 ウッドトランスフォームシステムコンペティションの実施
ISBN:9784657190222
。出版社:早稲田大学出版部
。判型:A5
。ページ数:152ページ
。定価:1500円(本体)
。発行年月日:2019年09月
。発売日:2019年10月07日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TQS。