江戸幕府と7つの事件簿
朝鮮通信使がやってくる
戦争から友好へ
著:小西聖一
絵:中山けーしょー
紙版
内容紹介
江戸時代、朝鮮から国王の名代として「通信使」とよばれる大使節団が、日本にやってきた。異国の人びとが、見慣れぬ衣装で、にぎやかな音楽を奏でながら、街道をすすんだ。通信とは、誠の気持ちを通わせること。つまり朝鮮通信使は、日本と朝鮮の誠心外交を象徴していた。朝鮮出兵によって生じていた敵対関係を終わらせ、ふたたび友好関係を築くために、両国のはざまで奮闘した人びとがいた。本書では、朝鮮通信使をめぐる歴史と事件をえがく。既刊「ものがたり日本 歴史の事件簿」シリーズ(理論社刊)を、イラストをあらたに再編集。