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平安時代の神社と神職

著:加瀬 直弥

紙版

内容紹介

古来、神社は神まつりの場として歴史に登場し、そのまつりを神職と総称される人々が執行した。だが、神職とは神社の祭神に対するのみではなかった。朝廷との関係にも留意し、神事などから神社修造を検討。神社の威厳を高めるための神階や一宮などの「社格」を取り上げ、平安時代の神職の実態を追究し、当時の社会において果たした役割を解明する。

目次

序章 本書の刊行趣旨と構成/神社修造と神職(平安時代の神職と神社修造/古代神社の立地と神祇観/古代の社殿づくりと神宝奉献/平安時代前期における神社への神奉奉献/奈良時代の神社修造/平安時代中期の七道諸国における神社修造の実態/平安時代中期の賀茂社司/奈良時代・平安時代前期の神社と仏教組織)/神社の社格と神職(平安時代の諸国における神社の社格―神階と預大神宝社・一宮/文徳朝・清和朝における神階奉授の意義/康和五年官宣旨に見る神祇官と地方神社―一宮の成立を念頭に置きながら/平安時代後期の神職補任―神祇官移の発給からわかること/源頼朝と一宮)/終章 平安時代の神職の特質と神社の展開

著者略歴

著:加瀬 直弥
1975年、神奈川県に生まれる。2003年、國學院大學大学院文学研究科博士課程後期神道学専攻満期単位取得退学。現在、國學院大學神道文化学部准教授。 ※2018年7月現在
【主な編著書】『平安時代の神社と神職』(吉川弘文館、2015年)、『古代諸国神社神階制の研究』(共著、岩田書院、2002年)、『日本神道史』(共著、吉川弘文館、2010年)

ISBN:9784642746212
出版社:吉川弘文館
判型:A5
ページ数:322ページ
定価:11500円(本体)
発行年月日:2022年10月
発売日:2022年10月03日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRRL3
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:QRVS