出版社を探す

鎌倉遺文研究 45

編:鎌倉遺文研究会

紙版

内容紹介

『鎌倉遺文』収録の35000通の文書は中世史研究の無窮の宝庫であるが、より精度の高い史料集を求めて、補訂に努めることは後進の研究者に課せられた責務である。本誌はその完成的補訂を意図する多くの研究者に発表の場を提供すると共に、「鎌倉遺文」の、「鎌倉遺文」による、「鎌倉遺文」のための研究論文・目録等を掲載する。

目次

〈論文〉鎌倉期の侍と凡下…錦織 勤/建長二年十月宣陽門院領六条殿分公事注進状の成立―「建久二年十月日長講堂領目録」の再検討…河合佐知子・遠藤基郎/鎌倉後期天皇家領の領有と両統迭立…山田仁生/〈研究ノート〉南北朝期の武蔵鬼窪氏と問注所氏の一動向―特に義堂周信「空華日用工夫略集」を通じて…佐藤博信/〈史料紹介〉名古屋市蓬左文庫蔵『斉民要術』紙背文書について(上)…金沢文庫本の会/〈研究餘瀝〉「近曽」と「近会」 ―『Web版 鎌倉遺文』配信に寄せて…下村周太郎/〈新刊紹介〉北条氏研究会編『北条氏発給文書の研究 附発給文書目録』(勉誠出版、2019年)/久保田和彦著『六波羅探題研究の軌跡 研究史ハンドブック』(文学通信、2020年)

ISBN:9784642092906
出版社:吉川弘文館
判型:A5
ページ数:80ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2020年04月
発売日:2020年04月21日