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水洗トイレは古代にもあった☆〈新装版〉☆

トイレ考古学入門

著:黒崎 直

紙版

内容紹介

古来、人々はどのようにウンチを処理していたのか。縄文時代の貝塚から出土する糞石をはじめ、発掘成果と文献・絵画をもとに、藤原京・平城京・長岡京・平安京などの宮都や、各地に残る遺跡をめぐり、天皇・貴族・戦国武将まで、各時代のトイレ事情を解き明かす。なおざりにされてきた排泄の歴史を科学する「トイレの考古学」。注目作を新装復刊!

目次

プロローグ トイレ遺構とは?/Ⅰ=トイレの考古学(トイレ遺構の発見/トイレ考古学のはじまり/発掘された藤原京・平城京のトイレ遺構/長岡京・平安京のトイレ遺構/藤原宮・平城宮京のトイレ事情)/Ⅱ=古代のトイレ―都のトイレ事情(トイレ遺構への批判について/文献史料に見える古代のトイレと便器/平安京のウンチは犬が食う―絵画史料が語る古代・中世のトイレ/移動式トイレを求めて)/Ⅲ=トイレ風土記―日本各地のトイレ事情(日本列島、西のトイレ・北のトイレ/奥州平泉のトイレ構造/鎌倉武家屋敷群のトイレ遺構/戦国武将たちのトイレ遺構)/Ⅳ=トイレ遺構あれこれ(最古のトイレ遺構を求めて/トイレ遺構の諸問題)/エピローグ トイレ考古学のめざすもの/解説

著者略歴

著:黒崎 直
1946年、京都市生まれ。立命館大学文学部史学科卒業。奈良文化財研究所勤務を経て、現在、富山大学名誉教授。※2020年2月現在
【主要編著書】『古代の農具』(日本の美術357、至文堂、1996年)、『古都発掘』(共著、岩波新書、1996年)、『トイレ遺構の総合的研究』(編著、奈良国立文化財研究所、1998年)、『大和山田寺跡』(共著、吉川弘文館、2002年)

ISBN:9784642083805
出版社:吉川弘文館
判型:A5
ページ数:268ページ
定価:1900円(本体)
発行年月日:2020年03月
発売日:2020年02月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ