信長軍の合戦史
1560-1582
監:日本史史料研究会
編:渡邊 大門
紙版
内容紹介
桶狭間の戦いの勝利で歴史の表舞台に躍り出てから本能寺の変で討たれるまで、天下布武をかかげ戦争に明け暮れた織田信長。近年の研究成果による新たな人物評をふまえ、信頼性の高い一次史料を中心に用いながら信長軍が繰り広げた合戦を解説する。戦いの経過だけでなく、戦前・戦後の政治情勢など戦略的評価にも目を配り、信長の戦争の本質に迫る。
目次
はじめに/桶狭間の戦い…平野明夫(桶狭間の戦いのイメージ/今川軍尾張侵攻の背景/信長の迎撃体制/織田・今川軍激突の様相)/信長と美濃斎藤氏との戦い…木下 聡(信長と義龍/信長の攻勢と防戦する龍興/稲葉山城落城と信長の美濃掌握)/本願寺・一向一揆との戦い…安藤 弥(本願寺・一向一揆について/織田信長と石山合戦―中央戦/織田信長と各地の一向一揆―地域戦)/姉川合戦と戦場の景観…太田浩司(姉川合戦の概要と研究史/文献から探る姉川合戦/地形・絵図類から探る姉川合戦)以下細目略/三方原合戦と信長・家康…中脇 聖/長篠の戦い…長屋隆幸/有岡城の戦い…天野忠幸/三木合戦…渡邊大門/鳥取城の攻防戦…倉恒康一/備中高松城の戦い…光成準治/本能寺の変…木下昌規