出版社を探す

歴史の旅 中世の高野山を歩く

著:山陰 加春夫

紙版

内容紹介

真言密教の道場、入定信仰の霊場として、人々の崇敬を集める世界遺産・高野山。空海の金剛峯寺建立をはじめ、中世には王家・公卿の信仰の対象となった参詣作法やルート、高野聖の活動や『平家物語』の挿話など、約一二〇〇年に及ぶ信仰と文化を、豊富な写真と地図を交え辿り、霊山としての魅力に迫る。幻想的な〝現世(このよ)の中の来世(あのよ)(異空間)〟へ誘う。

目次

高野山という空間―プロローグ/Ⅰ 平安時代初期の高野山(空海の高野山開創〈高野山開創説話/開創説話の意味〉/平安時代初期の壇場伽藍と奥之院〈壇場伽藍の建設/『建立修行縁起』の記載/「高野絵図」にみえる壇場伽藍と奥之院/空海の入定と「奥院の塔」の建立〉以下細目略)/Ⅱ 摂関・院政期の高野山(中世寺院としての再生/高野参詣の作法/覚法法親王の高野参籠/「高野山水螻尓浴vに見える壇場伽藍とその周辺)/Ⅲ 治承・寿永の内乱~鎌倉時代前期の高野山(『平家物語』と高野山/高野の聖たち)/Ⅳ 鎌倉時代中、後期~室町時代前期の高野山(金剛峯寺の「自立」政策/「唯一」の荘園領主へ)/江戸時代以後の高野山―エピローグ

ISBN:9784642082594
出版社:吉川弘文館
判型:A5
ページ数:194ページ
定価:2600円(本体)
発行年月日:2014年09月
発売日:2014年09月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRFB