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カクレキリシタンの実像

日本人のキリスト教理解と受容

著:宮崎 賢太郎

紙版

内容紹介

激しい弾圧に耐え、仏教を隠れ蓑としてキリシタンの信仰を守り通してきたとされる〈隠れキリシタン〉。だが、彼らが今日まで大切に伝えてきたものはキリスト教ではなかった。長崎県各地の現地調査を通して、オラショ(祈り)や諸行事に接し、彼らが三七〇年余り祈り続けてきたものが本当は何だったのかを探り、日本民衆のキリスト教受容の実像に迫る。

目次

カクレキリシタンとは何か/Ⅰ カクレキリシタン誕生(日本人とキリスト教の出会い〈カトリックはなぜ日本にやってきたのか/日本人はキリスト教をどう理解したのか/キリシタンが急速に増えたのはなぜか/豊臣秀吉はなぜバテレン追放令を発布したのか/家康はなぜ禁教令を出したのか/殉教者は何に対して命を捧げたのか〉以下細目略/潜伏キリシタンとカクレキリシタンの発生/信仰の継承とその組織)/Ⅱ オラショと行事(カクレキリシタンの祈り―オラショ/カクレキリシタンの行事/お授け(洗礼)と戻し方(葬式))/Ⅲ 信仰の実像(信仰の本質とその仕組み/どんな神様を拝んでいるのか/なぜキリスト教信徒数は増えないのか)

ISBN:9784642081009
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:240ページ
定価:2300円(本体)
発行年月日:2014年01月
発売日:2014年01月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBCC