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水洗トイレは古代にもあった

トイレ考古学入門

著:黒崎 直

紙版

内容紹介

古来、人々はどのようにウンチを処理していたのか。縄文時代の貝塚から出土する糞石をはじめ、最新の発掘成果と文献・絵画をもとに、藤原京・平城京・長岡京・平安京などの宮都や、各地に残る遺跡をめぐり、天皇・貴族・戦国武将まで、各時代のトイレ事情を解き明かす。これまでなおざりにされてきた日本の排泄の歴史を科学する「トイレの考古学」。

目次

プロローグ トイレ遺構とは?/Ⅰ=トイレの考古学(トイレ遺構の発見/トイレ考古学のはじまり/発掘された藤原京・平城京のトイレ遺構/長岡京・平安京のトイレ遺構/藤原宮・平城宮京のトイレ事情)/Ⅱ=古代のトイレ―都のトイレ事情(トイレ遺構への批判について/文献史料に見える古代のトイレと便器/平安京のウンチは犬が食う―絵画史料が語る古代・中世のトイレ/移動式トイレを求めて)/Ⅲ=トイレ風土記―日本各地のトイレ事情(日本列島、西のトイレ・北のトイレ/奥州平泉のトイレ構造/鎌倉武家屋敷群のトイレ遺構/戦国武将たちのトイレ遺構)/Ⅳ=トイレ遺構あれこれ(最古のトイレ遺構を求めて/トイレ遺構の諸問題)/エピローグ トイレ考古学のめざすもの

ISBN:9784642080309
出版社:吉川弘文館
判型:A5
ページ数:252ページ
定価:1900円(本体)
発行年月日:2009年12月
発売日:2009年11月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ