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ロシア人の見た幕末日本

著:伊藤 一哉

紙版

内容紹介

幕末期、未知の国・日本に初めて駐在したロシア領事、ゴシケーヴィチ。その報告書や書簡には、開国間もない日本の姿が生き生きと描かれている。この極めて少ないロシア側の記録から、当時のロシア外交の真実を読み解き、日本人が長く抱いてきた「怖いロシア」というイメージを払拭する。幾多の問題を抱えた現代の日露関係史に新たな道を拓く。

目次

はじめに/Ⅰ=日本との出会い(エキゾチック・ジャパン/コラム①=分類法/『和魯通言比考』/シベリア横断/ナジモフ海軍大尉/絶景)/Ⅱ=攘夷運動の中で(攘夷/コラム②=増川伝吉事件/領事館の「不良」たち/サハリン領有への思惑/コラム③=謎解き/サハリンの国境画定問題/コラム④=アイヌ争奪戦/ライバルの領事たち/の国・紙の時代)/Ⅲ=対馬事件(英国軍隊の動き/コラム⑤=コネがものを言う/対馬の重要性/ロシア側の「戦略」/ロシア対イギリス/コラム⑥=通詞ユカノフ)/Ⅳ=移りゆく情勢(二人の皇帝/将軍謁見/なぜ箱

ISBN:9784642080200
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:288ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2009年04月
発売日:2009年03月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ