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お葬式

死と慰霊の日本史

著:新谷 尚紀

紙版

内容紹介

誰にでもやがて訪れる死。日本人は死をいかに考え、死者をどのように葬ってきたのか。葬式・墓・慰霊をキーワードに、縄文時代の埋葬から現代の散骨・樹木葬まで、多様な習俗や弔(とむら)い方をたどるとともに、人間が神として祀られてきた軍神や、死生観・霊魂観にも視点をあてる。死の歴史を見つめ直し、死への向きあい方をやさしく語る、葬式の日本史。

目次

Ⅰ=死と葬儀の歴史と民俗―高野山の夏安居講演より―(民俗学の考え方〈民俗学とは/おさい銭はなぜ投げるのか/お金には二つの意味/贈与の二つの意味/貨幣は死をもたらす/贈与こそが社会関係の基礎/浄財と喜捨/同様なものを集めてみる/小さな疑問も大きな知の鉱脈〉/死の歴史〈方言周圏論/盆とホカイ/死は概念である/殯/ニホンザルと死/概念は共有される/旧人と新人/大量虐殺による種の保存/死の発見は宗教の誕生/ホモ・サピエンスの特徴は学習/王・宗教・貨幣/多様な葬法/科学の誕生〉以下細目略/葬送三転考/伝統社会の死と

ISBN:9784642079990
出版社:吉川弘文館
判型:4-6
ページ数:272ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2009年02月
発売日:2009年01月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBCC6