鉄砲伝来の日本史
火縄銃からライフル銃まで
編:宇田川 武久
紙版
内容紹介
種子島への鉄砲伝来が近世の幕開けを加速させ、幕末維新期の欧米兵器の移入が近代国家の軍隊を誕生させる契機ともなった。鉄砲伝来の真相を探り、砲術師の活躍、鍛冶(かじ)職人の技術と社会、欧米からの新しい軍事技術など、約三世紀をかけて独自の発達を遂げた鉄砲の知られざる変遷と、その歴史的意義を解き明かす。鉄砲にまつわる多彩なコラムも収載。
目次
Ⅰ=鉄炮の受容と技術の定着
鉄炮伝来の実像…宇田川武久
鉄炮の伝播と遍歴の炮術師…宇田川武久
堺鉄炮鍛冶と紀州…太田宏一
国友鉄炮鍛冶の組織と国友村…太田浩司
コラム
南蛮という意識…坂本 満
初期炮術秘伝書の武芸観…宇田川武久
狩猟と鉄砲の呪法…松尾恒一
Ⅱ=幕末動乱と軍事技術の革新
幕末の軍政改革と施条砲―米国製ライフルカノンについて―…保谷 徹
武器商人スネル兄弟と戊辰戦争…田中正弘
撃針銃と近代国家の成立…荒木康彦
明治陸軍の制式小銃と戦傷者の治療―西南戦争を中心として―木村益雄
コラム
鉄炮の威力を探る…斎藤 努
銃砲の製作技術―鍛造と鋳造―…宇田川武久
沼津兵学校の生徒になった田付直男―田付流砲術の幕末維新―…樋口雄彦",鉄砲伝来 ポルトガル 種子島 砲術
ISBN:9784642079808
。出版社:吉川弘文館
。判型:4-6
。ページ数:320ページ
。定価:2900円(本体)
。発行年月日:2007年10月
。発売日:2007年09月25日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TTM。