歴史研究の最前線 7
儀礼を読みとく
編:松尾 恒一
紙版
内容紹介
歴史学と民俗学の最新成果で儀礼を読み解く。劇場国家論や網野社会史ブームを批判、国家儀礼と債務慣行から読み解く中世特有の知の体系に、多重債務問題などを相対化する力を発見する論考、修正会・修二会の儀礼の詳細な分析を通して王権と民俗の関りに迫る論考のほか、儀礼をめぐる排除と暴力の問題などを語る対談や関連するコラムを収める。